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【ソフトバンク】1点が遠くDeNAに2連敗 ランナー出すも残塁続く 先発石川は敗戦投手に

2024年10月30日 21:55
【ソフトバンク】1点が遠くDeNAに2連敗 ランナー出すも残塁続く 先発石川は敗戦投手に
6回、好機でセンターフライに倒れたソフトバンクの山川穂高選手(写真:時事)
プロ野球日本シリーズ第4戦 DeNA 5-0 ソフトバンク(30日、みずほPayPayドーム)

勝てば4年ぶりの日本一に王手となるソフトバンクでしたが、2連敗となり、通算成績も2勝2敗のイーブンとなりました。

前日の敗戦を受け、先発オーダーに変更を加えた小久保裕紀監督。1~2番コンビを柳田悠岐選手と周東佑京選手に戻し、セカンドには牧原大成選手を起用。9番レフトには“ギータ2世”とも呼ばれる笹川吉康選手が入りました。

ここまで3試合は、先制したチームが最後までリードを守り勝利している日本シリーズ。是が非でも先制点が欲しいソフトバンクでしたが、DeNA先発のケイ投手に序盤から圧巻のピッチングを許します。

初回、打順を変更して送り出した柳田選手、周東選手、栗原陵矢選手が3者連続の空振り三振。さらに2回に山川穂高選手と今宮健太選手、3回に甲斐拓也選手が空振り三振と3回までに6三振。すべて変化球を捉えきれず空振りで抑えられます。

すると4回、ポストシーズン初先発の石川柊太投手がDeNAの4番・オースティン選手にライトテラス席まで運ばれる痛恨のソロホームラン。欲しかった先制点をDeNAに奪われます。

その裏、まず1点を返したい打線は先頭の柳田選手が2球目をライト前へと運び、チーム初ヒットをマークするも、次の一本が出ず無得点。さらに5回には1アウト2塁、6回には2アウト2・3塁と、ホームランが出れば逆転できる場面を作りますが、いずれも凡退。チャンスを生かせず、無得点が続きます。

直後の7回、1点が遠いなかDeNA打線に猛攻を仕掛けられます。先頭の宮崎敏郎選手にレフトへ今季ポストシーズン初ホームランを浴び失点。さらに満塁のチャンスから桑原将志選手とオースティン選手にタイムリーヒットを打たれ、この回4失点。ビッグイニングを許します。

本拠地で勝利が欲しいソフトバンクでしたが、DeNA先発のケイ投手を7回4安打7三振と攻略しきれず。リリーフ陣にも抑えられ、0-5で2連敗を喫しました。

これで対戦成績は2勝2敗と五分となり、いまだホームチームが1勝もあげられない「外弁慶シリーズ」に。ソフトバンクは31日の第5戦、先に王手をかけるべく本拠地・みずほPayPayドームで勝利を目指します。
最終更新日:2024年10月31日 0:21