東京五輪選手団長 大坂なおみの回復願う
東京五輪日本選手団の福井烈団長が1日、都内で取材に応じ、テニス全仏オープンを棄権し、うつ病を公表した大坂なおみ選手の一日も早い回復を願いました。福井団長は日本テニス協会の専務理事も務めています。
福井団長は、「(大坂選手は)究極のところで試合をしているので、勝った負けたはすごくナーバスになると思います。計り知れないところで戦っているので彼女の心情は分かりません。緊張していることもあったでしょうし、こういう状況だとは私も知りませんでした」と、沈痛な面持ちで話しました。
大坂選手が、SNSで「時期が来たらツアーと協力して話し合う」といった趣旨のコメントをしたことに対し、「少しほっとしました。コミュニケーションが途絶えるのが一番よくないと思いますので。(テニス)協会として何かできることがあればサポートしたい」と話しました。
大坂選手の東京五輪出場については、「もちろん活躍してほしい。彼女も常々『五輪でプレーするのが夢で楽しみだ』と言っていたので、1日も早く元気になってプレーしてもらうのを楽しみにしているところです」と話しました。
写真:アフロ