「なぜこんなにゴール前でフリーなのか」大勝のカギ握った2人のプレーを槙野智章が分析【パリ五輪/男子サッカー】
■なぜこんなにもフリー?
「1点目は何がすごいかというと、なぜこんなにもゴール前でフリーなのかということ。相手に捕まらない動き、ボールを持ってないところでの動きが素晴らしかったです。2点目は三戸選手は身長約160センチにもかかわらず、190センチの相手に対してポジションを取ってヘディングでゴールを決められた。ポジションを取る賢さ、ゴールのにおいを嗅げる選手なので、背が小さくてもこうやってヘディングでゴールを決められる能力がある」と三戸選手のプレーに称賛を送りました。
■献身的なプレーでチームに貢献
「三戸選手の1点目がなぜこんなにフリーだったのかということ。細谷選手が体と手でディフェンダーをブロックしている。細谷選手はストライカーなので自分の仕事はゴールをとることですが、チームを勝たせるために仲間がこうやって自分の良さを発揮できるように黒子に徹していた」と細谷選手の献身的なプレーを評価しました。
決勝トーナメント進出をかけた次戦はアフリカのマリとの一戦。槙野さんはこの試合について「次戦に勝てばグループステージは突破できます。ただ、マリは大会前のトレーニングマッチで負けています。たしかに(パラグアイに)5-0で勝ちましたが、ピンチもたくさんあり、レッドカードで相手が1人いなかったということもある。それでも、日本代表の強さはかなり証明できたと思います。僕はメダルは近いと思います」と五輪で56年ぶりとなるメダル獲得に向け大きな期待を寄せていました。