◆ラグビー国際強化試合
日本代表　１０－２８　ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズ
（２６日、スコットランド）

ラグビー日本代表は２６日、イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドを代表する選手が４年に１度集結して結成されるドリームチーム「ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズ」と対戦し、１０－２８で敗れました。

この試合で日本代表唯一のトライを奪ったのが、２０１９年のワールドカップでも活躍した姫野和樹選手（２６）です。後半１０分からピッチに立った姫野選手は、０－２８で迎えた１９分にラインアウトからパスを受けると相手ディフェンスを押し込んでトライ。チーム初得点をマークしました。

姫野選手は試合後、「普通の試合とは違う感覚で臨んだし、名誉あるチームと対戦できたのはラグビー人生において自分の宝物になる。素晴らしい経験になった」と、初めて実現した“歴史的一戦”を振り返りました。

また、自身のトライについては「サインプレーで決まっていた。チームがいい形であそこまでボールを持ってきてくれたからこそだと思っている」と、チームメートへの感謝の言葉を語りました。

今年３月からは世界最高峰リーグ『スーパーラグビー』に挑戦。世界の舞台で培った経験が「自信につながった」と話す姫野選手は、「しっかりと自分のなかで確固たる自信をつけてきたので、ライオンズという強大な敵に対しても大きくみることなく、しっかりとリスペクトをもってやれた」と、成長の実感を口にしました。

日本代表の次なる相手は、２０１９年のワールドカップでも対戦した強豪・アイルランド代表。当時は１９－１２と撃破した相手との再戦へ向けて、姫野選手は「相手はその時の借りを返すといった気持ちでくるだろうし、しっかりと自分たちもいい準備をしていくことが必要だと思う」と気を引き締めました。

写真：アフロ