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ラグビー松田力也 W杯で一番のキックとは「そこを決められたので乗っていけた」

2023年10月13日 19:45
ラグビー松田力也 W杯で一番のキックとは「そこを決められたので乗っていけた」
ラグビー日本代表の松田力也選手
ラグビー日本代表の松田力也選手が13日、日本テレビの情報番組「news every.」に生出演。ワールドカップ(W杯)フランス大会で一番のキックを語りました。

今大会では日本はで決勝トーナメント進出をかけたプール最終戦でアルゼンチンに屈し、プール予選2勝2敗の3位で敗退。それでも松田力也選手は安定したキックで20本中19本を成功。95%の高い成功率をたたき出しました。

世界に負けない成績を残した松田選手は「うれしく思いますけれど、僕が蹴るためにみんながトライをしてくれたので、絶対決めたいという思いがつながってよかったです」と笑みがこぼれます。

さらに、最も印象に残っているキックを聞かれた松田選手は「一番初めのチリ戦が緊張しましたね」と明かします。

今大会の初戦となったチリとの戦いでは、序盤早々にトライとコンバージョンゴールを許し7点を追う展開。それでも直後にアマト・ファカタヴァ選手がトライを奪い迎えたコンバージョンのキックでした。

プレッシャーのかかる中で、「これまでの代表戦ですごく外していてW杯の大事な初戦の1本目で、角度的にもそんなにきつくはないんですけれど、僕がキッカーとしては一番難しいところなので、そこを決められたので乗っていけた」と笑顔で振り返りました。

番組では全てのキックを振り返りながら自ら解説。右に左と難しい角度から決める様子にスタジオからは「こんな狭いところよく蹴りますね」という声が飛ぶと、松田選手は「いい感じに飛んでくれましたね」とニッコリ。「入れよう入れようとするとできなくなるので、開き直って蹴っていました」とキックの際の心得を明かしました。