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【箱根駅伝】「山の神」神野大地が駒澤大学を分析 「田澤廉選手が独走する展開も」

2022年12月26日 7:45
【箱根駅伝】「山の神」神野大地が駒澤大学を分析 「田澤廉選手が独走する展開も」
駒澤大・田澤廉選手(左、写真:SportsPressJP/アフロ)、青山学院大OB・神野大地選手(右)
「山の神」の異名を取る青山学院大学OB・神野大地選手が23日、日本テレビ『news zero』に出演し、駒澤大学箱根駅伝での走りを予想しました。

神野選手は2015年、大学3年生の時に箱根駅伝5区を走り、区間新記録を樹立。青山学院大学初の総合優勝に大きく貢献しました。その神野選手が、連覇のかかる母校・青山学院大学の「最大の壁」と語るのが、前回大会3位の駒澤大学。キーマンにあげたのは田澤廉選手でした。

駒澤大学は今シーズン、出雲駅伝を大会新記録で優勝。さらに全日本大学駅伝も大会新記録で3連覇を果たし、大学駅伝3冠まで残すは“箱根駅伝のみ”としています。

その駒澤大の絶対的エースが、4年生・田澤選手です。1年生で箱根デビューを果たすと、7人抜きで区間新記録を達成。3年生で迎えた前回大会では、エース区間“花の2区”で区間賞を獲得しました。

そして田澤選手の入学理由ともなったのが、「男だろ!」の熱血な声かけで知られる大八木弘明監督。田澤選手を世界で通用する選手だと確信し、マンツーマンで指導にあたっています。

その指導のかいもあり、田澤選手は7月、世界選手権に初出場。結果は20位でしたが、4年間追い続けた夢の舞台に立ちました。「(世界選手権は)今後の陸上人生に生かせるものがあったので良かった」と振り返ります。

お互いに「息子のよう」「父親みたい」と信頼し合う大八木監督と田澤選手。最後に目指す偉業は、同校史上初の大学駅伝3冠です。「ここまできたら3冠取るしかない」と大八木監督。田澤選手も「この4年間で自分を成長させてくれたことに一番に感謝。監督に対する思いは自分が一番あると思うので、まずは大学三大駅伝で優勝する、3冠するってことが一番の恩返し」と意気込んでいます。

神野選手は「今、田澤選手は学生界だけではなくて日本のトップレベルの選手に成長していますし、発言も強気なんですよね。自信がある証拠じゃないかなと思います」と田澤選手を評価。

「駒澤大学が優勝するためには田澤選手の区間賞の走りは絶対条件。2区か3区のどちらかで走ると思うんですけど、田澤選手がタスキをもらう段階でトップが見える位置であれば、そのまま田澤選手がトップに立って、独走するという展開が予想されるんじゃないかなと思います」と語りました。

今シーズン「最強」との呼び声高い駒澤大学。史上5校目の3冠なるか、そして田澤選手の走りにも注目です。
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