青山学院大学OBの神野大地選手が23日放送、日本テレビ『news zero』に出演し、年明けに行われる箱根駅伝の優勝校を予想しました。

神野選手は2015年、大学3年生の時に5区を走り、区間新記録を樹立。「3代目山の神」と呼ばれ、青山学院大学初の総合優勝に貢献しました。

そんな神野選手の優勝予想は母校・青山学院大学。しかし、予想するにあたり「本当に迷った」というもう1つが國學院大學でした。

國學院大學は7年連続で箱根駅伝に出場し、ここ4年は連続でシード権も獲得。さらに今年は出雲駅伝で2位、全日本大学駅伝でも過去最高の2位と、勢いにのっています。

強さの秘訣(ひけつ)は「エース格を複数人、束でつくる。見事に4人が4本柱と呼ばれるくらい成長しています」と前田康弘監督。

4人のエース「四本柱」の1人目は平林清澄選手は2年生ながら10000mチームトップの記録を持つ実力者。「学年は基本関係ないと思っている。自分がチームの主力だとしっかり考えて、やるべきことをやらないといけない。四本柱の1人というのが自分の中では大きいです」と、チームをけん引する強い気持ちを持っています。

2人目は、4年生でキャプテンの中西大翔選手。出雲駅伝では4区で4人を抜く猛追を見せ、区間賞を獲得しました。「(四本柱は)良きライバルでもあり、その思いが試合で生きて、好タイムが生まれている部分もある」と、日頃の切磋琢磨が実力の向上につながっていると語ります。

この2人と、今年の関東インカレ男子2部のハーフマラソンで優勝した3年生の伊地知賢造選手。そしてハーフマラソンで日本人学生歴代2位タイの記録を持つ2年生の山本歩夢選手を合わせた4人が、『四本柱』として國學院大學を引っ張っています。

神野選手が特に注目しているのは平林選手。「僕と体格がほぼ同じで、平林選手が167cm43キロ、僕が大学生の時165cm43キロ。これはもし5区を任されることがあれば、山の神になるチャンスもあるんじゃないかなと思います。平林選手が5区走るかどうかは何の情報もないんですけど、個人的にすごく期待している選手の1人。平林選手の走りを初めて見た時に『この選手は将来必ず強くなるな』と感じました」とコメントしています。

國學院大學は初の箱根駅伝総合優勝なるか。「4本柱」の活躍にも期待です。