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【箱根駅伝】中央大学「攻めた区間オーダー」で往路Vへ 吉居兄弟「兄弟でいい走りを」

2022年12月19日 17:00
【箱根駅伝】中央大学「攻めた区間オーダー」で往路Vへ 吉居兄弟「兄弟でいい走りを」
箱根駅伝への決意を語った吉居大和選手(3年・右)と駿恭選手(1年・左)
◇第99回東京箱根間往復大学駅伝競走 中央大学陸上競技部 長距離ブロック 共同取材

来年1月2日・3日に行われる箱根駅伝を前に、前回大会総合6位の中央大学が記者会見を行い、エントリーメンバーらが抱負を語りました。

前回、1区で圧倒的な区間新記録をマークした、エースの吉居大和選手(3年)は、「すごく自信がある」と言い、「12月の強化合宿で良い練習ができた。昨年12月に比べて、ポイント練習だけではなくジョグにも手応えがある。前回以上の走りができる自信がある」と力強くコメントしました。

前回の箱根駅伝では10年ぶりにシード権を獲得した中央大学。

今シーズンは9年ぶりに出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の全てに出場することができ、ここまで出雲3位、全日本7位と、結果を残してきました。

今回の箱根駅伝の目標は、往路優勝と総合3位。指揮を執る藤原正和駅伝監督は、「12月に入ってから、主力、中間層含めてグッと調子をあげてきてくれた」と、吉居大和選手とともにダブルエースとしての活躍が期待される中野翔太選手(3年)、ルーキーの溜池一太選手らが復調していることを明かし、「1区から5区間通して攻めのオーダーをとれる」と自信をのぞかせました。

レースプランについて問われると、「先頭をどれだけ争えるのかが大きなテーマ。どの大学も往路重視でオーダーを組んでくると思う。1・2区はセットで、どれだけ前に差をつけられないか、あるいは先頭に立てるかが、ひとつ大きなポイント。3・4区が1番差がつきやすいと思っているので、今年は3・4区を勝負できるような状態で当日を迎えたい。3・4区しっかり走れれば、5区の阿部で勝負をして、なんとか往路優勝したい。総合3位を目指して、残り2週間集中して、1月2・3日、全員で戦いたい」と力を込めました。

吉居大和選手の弟・駿恭選手(1年)は、「前回、兄の走りに感動して、自分もこういう走りをしたいと感じた。兄弟でいい走りをしたいという思いもあるが、それ以上に、1年間苦しい練習を一緒に耐えてきたチームメートや、支えてくれた4年生やスタッフに恩返しできるような走りをしたい」と決意。

一方、兄の大和選手は、「3年生ということで、弟と一緒のチームで箱根駅伝を走れるのは2回だけ。全国高校駅伝でも同じチームで優勝することができたので、箱根でもまた同じ経験をしたい。チームの状態もすごくいいので、チームの目標を達成できるように頑張りたい」と意気込みました。

【中央大学 エントリー選手】
◆4年
助川拓海、田井野悠介、千守倫央、中澤雄大、若林陽大

◆3年
大澤健人、中野翔太、湯浅仁、吉居大和

◆2年
阿部陽樹、東海林宏一、山平怜生

◆1年
佐藤宏亮、白川陽大、溜池一太、吉居駿恭

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