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【J1順位表】首位神戸は横浜FMに敗戦 鹿島は連敗ストップ 名古屋&札幌は判定に泣く

2023年4月24日 6:00
【J1順位表】首位神戸は横浜FMに敗戦 鹿島は連敗ストップ 名古屋&札幌は判定に泣く
J1第9節終了時の順位表

J1第9節の9試合が週末の22日、23日に開催されました。首位神戸から5位広島との勝ち点差は『2』と上位チームの差が縮まっています。4連敗だった鹿島は新潟に勝利し、13位に浮上しています。

◆FC東京2-1広島

4試合勝利のなかったFC東京は前半にセットプレーのチャンス。松木玖生選手の左足からのボールに中村帆高選手が頭でドンピシャリに合わせて先制ゴールを奪います。

さらにその後、右サイドをオーバーラップした中村選手のクロスに安部柊斗選手が決めて追加点。広島の反撃を振り切り、5試合ぶりの勝利を手にしました。

シュート数では12-3と圧倒した広島、連勝は『5』でストップです。

◆横浜FM3-2神戸

首位を走る神戸と昨季王者横浜FMの対戦は、目まぐるしい展開となりました。

まず流れをつかんだのは神戸。前半、横浜FMのミスを突く形で汰木康也選手の先制点。さらに大迫勇也選手の2試合連続ゴールで2点のリードを奪います。

しかし横浜FMも反撃。アンデルソン・ロペス選手、渡辺皓太選手の狙い澄ましたゴールで前半で同点に追いつきました。

後半開始早々、神戸は大迫選手がネットを揺らしましたが、VARの結果オフサイドの判定で勝ち越しならず。

すると横浜FMは終盤、3人がかりでプレスをかけ酒井高徳選手からボール奪取。最後はアンデルソン・ロペス選手が決勝ゴール。昨季王者が2点差を逆転する底力を見せ、首位神戸を破りました。

◆札幌2-2福岡

ホームの札幌は前半から攻勢。クロスからのこぼれ球を荒野拓馬選手が豪快に蹴り込み先制ゴール。さらにパスワークで崩し浅野雄也選手が追加点。2点のリードを持って前半を終えます。

しかし1点を返された後半、札幌にとっては悲劇的な結末が訪れます。

浅野選手がハーフライン辺りからの超ロングシュートで、ネットを揺らすスーパーゴールを決めたかに思われましたが、VARによりその前のプレーで青木亮太選手にハンドの判定。

スーパーゴールは取り消され、一転して福岡にPKが与えられました。このPKを決められ追いつかれた札幌。試合は引き分けに終わっています。

◆鹿島2-0新潟

4連敗で15位に沈む鹿島は試合開始早々からアグレッシブに新潟ゴールへ迫ります。

右サイド広瀬陸斗選手のクロスに鈴木優磨選手が体を投げ出すダイビングヘッドで先制ゴール。さらに今度は鈴木選手の浮き球に垣田裕暉選手がボレーシュートで追加点を挙げリードを広げました。

鹿島は連敗を『4』でストップ。クラブのレジェンドであるジーコ氏が見守る中、敵地で勝ち点3をつかみました。

◆鳥栖3-2京都

1点を先制された直後に鳥栖は怒とうの反撃。クロスに小野裕二選手がたたきつけるヘディングで同点。その後CKから京都のオウンゴールで勝ち越し、さらに本田風智選手のゴールで前半に3得点を奪い、逆転に成功しました。

鳥栖は3試合ぶりの勝利で順位を12位に上げています。一方の京都は直近4試合で3敗を喫し、順位を9位に下げています。

◆C大阪1-0柏

最近5試合で3勝と調子を上げているC大阪は、パスカットからのショートカウンターでチャンス。最後は毎熊晟矢選手が決めて先制点を奪います。

その後、柏に攻めこまれますが、守備陣が最後まで得点を許さず完封勝利。リーグ戦4試合ぶりとなる無失点で、順位を7位に上げています。

◆名古屋2-2湘南

前日に首位神戸が敗れたため、勝てば首位浮上となる名古屋。

前半、キャスパー・ユンカー選手の放ったシュートのこぼれ球をゴール前に詰めた森下龍矢選手が押し込んで先制。さらに後半、ショートコーナーから最後は中谷進之介選手が決めて追加点でリードを2点に広げます。

しかしその後湘南に1点差に迫られると、札幌と同様に悲劇的な結末が待っていました。

マテウス・カストロ選手が左足でネットを揺らし、試合を決める3点目を挙げたかに思われましたがVARが介入。その前のプレーで、中谷選手が自陣ペナルティエリア内でファウルを犯したと判定され、ゴールは取り消し。一転して湘南にPKが与えられました。

このPKを湘南・町野修斗選手に決められた名古屋。勝利を逃し、首位浮上とはなりませんでした。

◆川崎F1-1浦和

2連敗中の川崎は0-0で迎えた後半、右サイド家長昭博選手のクロスに脇坂泰斗選手が右足でうまく合わせて先制ゴールを奪います。

しかし、6戦負けなしの好調浦和に反撃を許す川崎。浦和のテンポのいいパスワークに翻弄(ほんろう)されると、途中出場のブライアン・リンセン選手に決められ同点。

川崎は3試合勝利なしで順位を15位に下げています。一方浦和は、勝利はなかったものの7戦無敗となっています。

◆G大阪1-1横浜FC

まず先制したのはG大阪。左サイドを突破したファン・アラーノ選手のクロスをイッサム・ジェバリ選手がスルー。最後は宇佐美貴史選手が合わせて先制ゴールを奪います。

一方の横浜FCは前半終了間際セットプレーからチャンス。CKからンドカ・ボニフェイス選手が競り勝ちヘディングで同点に追いつきます。

その後、試合の流れはG大阪。終盤には猛攻を見せるもシュートは何度もポストを直撃。22本のシュートを放つも、勝ち越しゴールは奪えず。下位に沈む両チームの対決は痛み分けとなりました。