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波乱のアルペンスキー女子大回転 安藤麻が24位 前回覇者シフリンが1回目で途中棄権の難関コース

2022年2月8日 6:00
波乱のアルペンスキー女子大回転 安藤麻が24位 前回覇者シフリンが1回目で途中棄権の難関コース
安藤麻選手(写真:新華社/アフロ)
北京五輪アルペンスキー女子大回転が7日に行われ、日本の安藤麻選手は24位、向川桜子選手は31位でのフィニッシュとなりました。

1回目と2回目の合計タイムで順位が決まるアルペンスキー大回転。レースは波乱に満ちた展開となりました。

前回の平昌五輪の金メダリスト、ミカエラ・シフリン選手(アメリカ)が1回目からコースを外れ、途中棄権となってしまいます。さらにシフリン選手を含め、1回目では22人、2回目でも11人が棄権・失格となる、厳しいレースとなりました。

日本からは安藤選手、向川選手の2人が出場。安藤選手は世界選手権回転で日本人過去最高の10位になったこともある実力者。平昌大会に続き2度目の五輪となります。

向川選手は平昌五輪の選考対象レースで板が外れるアクシデントに見舞われ、惜しくも五輪出場権を逃した経験を持ち、今回は念願かなっての五輪初出場でした。

1回目では安藤選手が1分1秒43(29位)、向川選手が1分3秒39(36位)につけます。2回目では安藤選手は59秒56、向川選手は1分3秒38の滑りを見せ、総合で安藤選手は24位、向川選手は31位という結果になりました。

前回王者も沈んだ難しいコースを制し、金メダルに輝いたのはスウェーデンのサラ・ヘクトル選手。1回目で57秒56のタイムを出し首位に立つと、2回目でも8位につけ、総合で2位と0.28秒差での優勝しました。