「歩夢は天賦の才の持ち主だ」最大のライバル スコッティ・ジェームズが平野歩夢を絶賛
北京五輪で対決が注目される(写真左から)平野歩夢、ショーン・ホワイト、スコッティ・ジェームス※写真は平昌五輪【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
北京五輪スノーボード男子ハーフパイプに出場するスコッティ・ジェームズ選手(27・豪州)が、金メダル争いが予想される平野歩夢選手(23)を5日の記者会見で絶賛しました。
前回の平昌五輪で銅メダルを獲得したスコッティ選手は、今年1月に行われた五輪の前哨戦、Xゲームで優勝。過去にはスノーボード世界選手権(ハーフパイプ)で3連覇も達成し、連覇世界記録を更新した“絶対的王者”ともいわれています。今大会でもメダル候補の筆頭として平野選手の最大のライバルと目されています。
一方の平野選手も、Xゲームでは2位に入り、五輪ではソチ、平昌と2大会連続の銀メダル。今大会では、公式戦で平野選手が世界で初めて成功させたトリプルコーク1440(縦3回・横4回転)を武器に、悲願の金メダルを狙います。
スコッティ選手は、記者会見の中で、平野選手をはじめ、日本勢を高く評価しました。
◇ ◇ ◇ ◇
――Xゲームは五輪に向けていい前哨戦でしたか?
「はい、ビッグイベントであるXゲームで好結果が出て良い気分です。北京五輪に向けて大いに自信がつきました。金メダルをとるために必要なことをするだけです」
――日本のライバル、平野歩夢選手についてはどうですか?
「(平野)歩夢はスノーボードの才能に恵まれたすごい選手です。スノーボードに関して天賦の才の持ち主です。いま僕と歩夢はライバルと目されていて、前回の五輪では歩夢と僕、そしてショーン・ホワイトの3人がメダルを争い、今回も似たような展開になるかもしれません。才能豊かな歩夢と競い合えることが楽しみです」
――平野選手がトリプルコーク1440を成功させましたが、スコッティ選手も金メダルをとるためにハイリスクな技に挑戦しますか?
「トリプルコークがホットな話題であるのは確かです。しかし歩夢がトリプルコークを着地したことは何回かありますが、ランをまとめたことはまだありません。トリック的にもランをまとめることにおいても僕は好調です。トリプルコークが必要な状況であってもなくても、挑戦する準備はできています。そのつもりで厳しい練習を積んできました」
――日本のハーフパイプの4選手(平野歩夢・平野流佳・戸塚優斗・平野海祝)についてはどう思いますか?
「日本の選手たちはそれぞれが武器を確立しています。歩夢、流佳、優斗、海祝、本当に粒ぞろいのチームです。一緒に練習しながらお互いのレベルを押し上げています。国内のレベルが高いから、力が極限に達するのだと思います。五輪で勝つには相手を知ることも重要なので、日本の選手がどんな技で挑んでくるのか研究しています。日本勢は強力なので、きっと活躍すると思います。彼らと競い合えることを楽しみにしています」
◇ ◇ ◇ ◇
北京五輪を最後に引退を表明しているショーン・ホワイト選手(35・米国)のラストランも今大会注目のひとつ。平昌五輪では、金メダルがショーン選手、銀メダルが平野選手で、銅メダルがスコッティ選手でした。この3人がそろう五輪は今回が最後でどんな結末にとなるのか、注目です。
スノーボード男子ハーフパイプは、9日(水)に予選、11日(金)に決勝が行われます。
前回の平昌五輪で銅メダルを獲得したスコッティ選手は、今年1月に行われた五輪の前哨戦、Xゲームで優勝。過去にはスノーボード世界選手権(ハーフパイプ)で3連覇も達成し、連覇世界記録を更新した“絶対的王者”ともいわれています。今大会でもメダル候補の筆頭として平野選手の最大のライバルと目されています。
一方の平野選手も、Xゲームでは2位に入り、五輪ではソチ、平昌と2大会連続の銀メダル。今大会では、公式戦で平野選手が世界で初めて成功させたトリプルコーク1440(縦3回・横4回転)を武器に、悲願の金メダルを狙います。
スコッティ選手は、記者会見の中で、平野選手をはじめ、日本勢を高く評価しました。
◇ ◇ ◇ ◇
――Xゲームは五輪に向けていい前哨戦でしたか?
「はい、ビッグイベントであるXゲームで好結果が出て良い気分です。北京五輪に向けて大いに自信がつきました。金メダルをとるために必要なことをするだけです」
――日本のライバル、平野歩夢選手についてはどうですか?
「(平野)歩夢はスノーボードの才能に恵まれたすごい選手です。スノーボードに関して天賦の才の持ち主です。いま僕と歩夢はライバルと目されていて、前回の五輪では歩夢と僕、そしてショーン・ホワイトの3人がメダルを争い、今回も似たような展開になるかもしれません。才能豊かな歩夢と競い合えることが楽しみです」
――平野選手がトリプルコーク1440を成功させましたが、スコッティ選手も金メダルをとるためにハイリスクな技に挑戦しますか?
「トリプルコークがホットな話題であるのは確かです。しかし歩夢がトリプルコークを着地したことは何回かありますが、ランをまとめたことはまだありません。トリック的にもランをまとめることにおいても僕は好調です。トリプルコークが必要な状況であってもなくても、挑戦する準備はできています。そのつもりで厳しい練習を積んできました」
――日本のハーフパイプの4選手(平野歩夢・平野流佳・戸塚優斗・平野海祝)についてはどう思いますか?
「日本の選手たちはそれぞれが武器を確立しています。歩夢、流佳、優斗、海祝、本当に粒ぞろいのチームです。一緒に練習しながらお互いのレベルを押し上げています。国内のレベルが高いから、力が極限に達するのだと思います。五輪で勝つには相手を知ることも重要なので、日本の選手がどんな技で挑んでくるのか研究しています。日本勢は強力なので、きっと活躍すると思います。彼らと競い合えることを楽しみにしています」
◇ ◇ ◇ ◇
北京五輪を最後に引退を表明しているショーン・ホワイト選手(35・米国)のラストランも今大会注目のひとつ。平昌五輪では、金メダルがショーン選手、銀メダルが平野選手で、銅メダルがスコッティ選手でした。この3人がそろう五輪は今回が最後でどんな結末にとなるのか、注目です。
スノーボード男子ハーフパイプは、9日(水)に予選、11日(金)に決勝が行われます。