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今永昇太 エラー後の失点に悔い「そこで野手との信頼関係が生まれる」

2024年4月21日 16:19
今永昇太 エラー後の失点に悔い「そこで野手との信頼関係が生まれる」
今季3勝目を手にした今永昇太投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLBカブス5-3マーリンズ(日本時間21日、リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太投手は、マーリンズとのダブルヘッダー第2戦に先発登板。6回92球を投げ、5安打5奪三振3失点(自責2)の内容で無傷の3勝目を手にしました。

3回まで1安打投球の左腕は、4回は味方のエラーでランナーを背負うと、4番のアンダーソン選手にタイムリー2べースを浴びて失点。さらに5番チザム選手のタイムリーヒットで勝ち越されます。この2点目がメジャーデビューから4試合目で、初めて自責点となりました。

この場面に今永投手は「投手の役目としてはエラーのランナーを返さないこと。そこで野手との信頼関係が生まれると思う」と話し、「あそこで点を取られてしまったら普通のままで終わってしまう。あそこを抑えたらもっと信頼を得られたのになと思いました」と悔やみます。

その後、6回にホームランを打たれ3失点。それでも最後は2者連続三振で締め打線の援護を待つと、6回に打線がつながり一挙4得点。今永投手は登板4試合で無傷の3勝目を手にしました。

この4試合には「キャッチャーともすごく息があって、投げたいボールがピッチコムで出されるのでものすごい息が合ってきています」と振り返り、「間違いなく言えることはカブスの組織がすばらしい。このチームメートがいなければ今自分が伸び伸びとプレーできていない。カブスのスタッフとチームメートに感謝しています」と思いを込めました。

4試合目で初めて自責点がつきましたが、ナ・リーグトップの防御率0.84で3勝も1位タイ。21回と1/3を投げて、四球がわずか2つの制球力も光ります。「こうやって点を取られて呪縛からは解放されたので、次の登板もリラックスして上がれるんじゃないかなと思います」と次戦を見据えました。