アイルランドに惜敗もリーチ「成長」を実感
◆ラグビー国際強化試合 日本 31-39 アイルランド(3日、アイルランド・ダブリン)
ラグビー日本代表がアイルランド代表と対戦し、31-39で惜敗。2019年W杯以来の顔合わせとなった一戦で、世界ランキング10位の日本は、敵地で同4位のアイルランドにW杯のリベンジを許しましたが、4度リードするなど最後まで互角に渡り合い、試合後に主将のリーチ マイケル選手は「チームは今後も成長していける」と、手応えを口にしました。
以下、選手・ヘッドコーチ コメント
■主将のリーチ マイケル選手
このチームを誇りに思っている。8週間しか練習できなかったにも関わらず、今日のような結果を出すことができたのは素晴らしいことであり、チームは今後も成長していけると思っている。今日の試合では、自陣へのプレッシャーがものすごく、特にラインアウトからのアタックの勢いが強かった。
しかし、勝てた試合に負けてしまった。ここで満足してはいけず、自分たちは強豪国を相手に常に勝っていくことを考えなければいけない。今回の遠征を通じてのチームの成長は、コーチ陣のほか、経験のあるスキルの高いリーダーシップグループの皆のおかげであり、ここまで良いトランジションができている。
■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ
本日は最初に、日本で大雨による土砂災害の被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げたい。今日の試合に関しては、スタートの部分で苦戦し、そこが残念な結果につながった。大きいチームを相手に対抗していくためには、自分たちが自信をもって、自分たちのラグビーを、自分たちがやりたいプレーを遂行していくことが重要になる。
今回の遠征の2試合は、自分たちにとってポジティブな結果が出せたと思っている。ブリティシュ&アイリッシュ・ライオンズやアイルランド代表といった、非常にクオリティの高いチームと戦うことができ、最初のライオンズ戦では自分たちのチャンスを作ることができても遂行力のところでは自分たちのやりたいことはできなかったわけだが、今日のアイルランド戦ではそういったところが良くなってきている。試合を通じて選手達に自信がついてきたと思っている。
写真:アフロ