堂安律「奇跡」 東京五輪で背番号10
11日、東京五輪サッカー日本代表の堂安律選手が翌日に控える「キリンチャレンジカップ2021」のホンジュラス五輪代表戦を前にオンラインで取材に応じました。
堂安選手は自身の調子について「いつも通り自然体でいれているので、すごく良いメンタリティーで合宿を過ごしている。本番に合わせてコンディションは整ってきている」と、現在のコンディションの良さをのぞかせました。
高校時代から東京五輪での金メダル獲得を目標に掲げてきた堂安選手。その東京五輪でエースナンバーの背番号「10」を背負うことについて、「母国で五輪が開催することは僕が生きているうちにあるかどうか。サッカーにおいては世代の運も重なる。そこで10番をつけられるのは奇跡としか言えない」と、10番への強い思いを語った一方で、「やっぱり緊張はすると思うし、ロッカールームに入るといつも7番、8番とかを探してしまう。そこで10番を見ると緊張感も増す」とエースとしてのプレッシャーも明かしました。
さらに、「(6月の)ガーナ戦で初めて10番をつけて得点も取れているので、良いイメージもある。その番号が成長を手助けしてくれる番号になればいいと思う」と、プレッシャーさえも力に変える決意を語りました。
開会式より早い22日から始まる東京五輪の戦いは、無観客での開催が決定。堂安選手は「無観客については選手もすごくがっかりしているし、残念だなと思っている」と口にしつつも、「スポーツの力はすごいというのは、改めてテレビ越しで感じたし、そういう感動を僕たちも表現しなくちゃいけない。僕たち選手が1番スポーツの力のすごさを知っていると思うので、少しでも国民の皆さんに伝えられるようにプレーしたい」と、夢の舞台である東京五輪での活躍を誓いました。
写真:SportsPressJP/アフロ
(※2021年6月5日)