柔道“金大本命”大野将平選手、強さの秘密
オリンピック連覇にむけて、柔道・男子73キロ級の大野将平選手が、順調に準決勝へと進んでいます。“金メダル大本命”といわれる、その強さの秘密を取材しました。
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連日のメダルラッシュに沸く柔道界。26日、男子73キロ級の準々決勝に姿を現したのは、大野将平選手(29)です。5年前のリオオリンピックに続いて、この日の夜、再び、金メダルをつかみとることができるのか!?
大野将平選手「圧倒的な強さをもった大野将平の柔道を完成するというのが目標です」
“金メダル大本命”といわれる大野選手、強さの秘密とは!?
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大野将平選手(2018年11月)「心・技・体、全てで外国人を上回っていかなければ100%で金メダルを獲得できない」
大きな外国人選手に負けないよう、45キロの重りをつけ懸垂したり、試合での不測の事態への対応力を磨くため、自衛隊の体験入隊で高さ11メートルから落ちる“降下訓練”に挑んだり……。“心技体”を鍛え抜いてきた大野選手。
さらに、太もものサイズは約62センチ(2019年11月)。この足が支える大野選手の得意技とは?
大野選手「『大外刈り』『内股』はこの足一本で支えていますから、商売道具です」
得意技の『内股』は、26日に行われた2回戦でも。開始1分39秒、鍛え抜いた足を武器に、内股で一本勝ちを決めました。
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そして、迎えた準々決勝。相手は、大野選手がリオオリンピックの決勝で下したアゼルバイジャンのオルジョフ選手です。2人の身長差はおよそ10センチ。体の大きなオルジョフ選手は、大野選手の組み手を警戒しつつ、一瞬の隙を狙ってきます。
しかし、大野選手は冷静に『内股』をかけ、技ありでポイントをリード。そして、見事、準決勝進出を決めました。
2連覇まで、あと2勝です。