「これが日本の力」卓球男子ベスト4進出
◇8月3日、東京五輪・大会12日目、卓球男子団体準々決勝、東京体育館
東京五輪の卓球男子団体準々決勝に張本智和選手、水谷隼選手、丹羽孝希選手が登場。ベスト4進出をかけ強豪スウェーデンと対戦しました。
先に3勝したほうが勝利となる団体戦。勝負の流れを左右する第1試合のダブルスでは張本選手・丹羽選手ペアが序盤から積極的なプレーで相手を攻め、3-1で先勝します。
“エース枠”の第2試合シングルスには混合ダブルス金メダルの水谷選手が登場。しかし相手エースの強打に苦しめられ、1-3で落とします。
1勝1敗で迎えた第3試合シングルスには、再び張本選手が出場。「3番手は非常に大事な役割なので何対何でもいいから勝とうと思った」と、一進一退の接戦を制し3-1で勝利します。
王手をかけて迎えた第4試合シングルス。第2試合で水谷選手が敗れた相手のエースと丹羽選手が対戦します。「2-1で回ってきて、絶対に勝つんだという気持ちだった」と、終始丹羽選手のペースで試合をすすめ、3-0のストレート勝ち。強豪スウェーデンを3勝1敗で下した日本は2大会連続のベスト4入りを決めました。
試合後、水谷選手は「今日僕は負けてしまったんですけど、それでも勝つというのが今の日本の力。明日は自分自身もチームに貢献できるようにがんばりたいです」と語り、「明日はいよいよ準決勝ということで、リオ五輪のドイツ戦を思い出して全力で倒したいです」と準決勝に向け意気込みました。
明日の準決勝では、この後行われるドイツ対台湾の勝者と対戦します。
写真:松尾/アフロスポーツ