マラソン中村 本番に向け「出し切りたい」
大会最終日の8日に北海道で行われる東京五輪男子マラソンに挑む中村匠吾選手。初の大舞台、五輪でのレースに向けて5日、オンライン取材に応じ意気込みを語りました。
以下、中村選手のコメント。
Q.マラソンまであと3日、今の心境は
─やるべきことは一日一日積み重ねることができたと思っているので、残り3日間しっかり調整をして、万全の状態でスタートラインに立って、今までやってきたことを出し切りたい
Q.故障など苦しい状況の中で自分自身の気持ちや心を支えたものは
─6月1日から約2か月間、長野県で高地トレーニングをすることができ、予定していた練習を重ねることができた。その成果をしっかり出したいなという気持ちと、苦しいところで支えてくださった方に恩返しができるように精一杯今の力を出し切って日曜日は走りたい。
Q.コースの中で勝負どころは
─北海道大学の中のジグザグのコースあたりは仕掛けどころであったり、細い道が続いたりするのでポジション取りなどを大切にしながら、また給水ポイントなどしっかり対応できるようにしたい。
Q.どういう気持ちでフィニッシュを迎えたいか
─長期間故障が続いてしまい苦しい面はあったけれども、たくさんの方が支えてくださったおかげで日曜日スタートラインに立てる。そういった気持ちと自分自身が五輪にかける思いは非常に強く持ってきたつもりなので、そういったものを出し切ってゴールしたい。
Q.長野での合宿の中で得た成果
─一日一日積み重ねることを大事にして距離、スピードを(練習で)バランスよく取り入れていたつもりなので、継続して(合宿地の)菅平のトレーニングができたところはプラスになっていると思います。特に最後の2、3週間は質を上げることができて、ここにきて状態も上がってきてはいると思うので、気を抜かず残りの期間過ごして、当日のスタートラインに立ちたい。
写真:日刊スポーツ/アフロ