体操・北園丈琉“伝統”受け継ぎ大舞台へ
体操で東京五輪代表に内定している北園丈琉選手(18)が24日、オンライン取材に応じ、「団体優勝を第一に考えて、みんなで力を合わせて金メダルを獲得したい」と活躍を誓いました。
18歳の北園選手は、2018年のユース五輪で5つの金メダル(個人総合・ゆか・つり輪・平行棒・鉄棒)を獲得するなど、未来のエース候補として期待されてきました。
代表選考会の1つ、全日本個人総合選手権(4月)の予選ではトップ通過を果たしましたが、決勝の鉄棒で落下し、両ヒジを負傷。それでも選考会最終戦となった全日本種目別選手権(6月)で追い上げを見せ、代表切符を勝ち取りました。
激動の選考会を「今まで目標にしてきた東京五輪の最後のチャンスだったので、自然とパワーが出た。勝手に力になっていた」と振り返った北園選手。
現在のヒジの調子については、「7割くらい。安定してきていて、今やっている種目には、ほとんど痛みはないので、結構良くなっていると思う」と順調な様子を見せました。
これまで数々の功績を残してきた体操ニッポンの一員として臨む東京五輪に向けては、「伝統を受け継げる喜びがある。しっかり日本の体操の良さであったり、美しさを残していけるように頑張りたい。毎日練習ができていることにうれしさを感じている。五輪まであと1か月しかないけど、あの(ケガの)経験を思い出すと、何でも頑張れそうな気がするので、しっかり結果を残していきたい」と決意を語りました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ