池主将「現在地を知らされた」2大会連続銅
東京パラリンピックで2大会連続となる銅メダルを獲得した車いすラグビー日本代表が30日、一夜明け会見に臨みました。主将の池透暢選手は「自分たちの現在地を知らされた大会。なんとか形として銅メダルを取れたことが少しほっとしている」と、悔しさをにじませ大会を振り返りました。
2016年リオ大会で銅メダルを獲得し、金メダルを目標に掲げた今大会。パラリンピック2連覇のオーストラリアを破るなど、3戦全勝で1次リーグを突破した日本。しかし、準決勝でイギリスに敗れ目標の金メダルには届きませんでした。それでも銅メダルをかけた3位決定戦では、再びオーストラリアに勝利。2大会連続の銅メダルとなりました。
今大会5試合でチームトップの97トライをマークしたエース・池崎大輔選手は「自分たちの目標に届かなかった悔しさは、正直今も残っています。これが自分たちの力なんだなと思い知らされた。でも、必ず3位決定戦は勝ってメダルを取って帰ろうとチーム一丸となって決めた結果で、しっかりメダルを獲得できたことはすごくうれしかった」と、語りました。
写真:松尾/アフロスポーツ