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日本主将・桃田賢斗 フルゲームの熱戦制す

2021年10月2日 5:05
日本主将・桃田賢斗 フルゲームの熱戦制す

◆バドミントン国・地域別対抗戦スディルマンカップ(現地1日、フィンランド)準々決勝 日本3-1台湾

男女混合の団体で争う国・地域別対抗戦、スディルマンカップ。大会初制覇を目指す日本が準々決勝に臨み、キャプテンの桃田賢斗選手が勝利を収めるなど、台湾を破り準決勝進出を決めました。

決勝トーナメントでは、男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルスの計5試合の内、先に3勝したチームが勝ち上がります。

日本は1勝1敗で迎えた第3試合の男子シングルスに、世界ランキング1位の桃田賢斗選手が登場。同4位で東京五輪ベスト8の周天成選手と対戦しました。

桃田選手は第1ゲームを21-16で先取すると、第2ゲームもいきなり4連続ポイントを奪うなど、最大7ポイント差をつけ試合を優位に進めます。しかし、第2ゲーム中盤になると桃田選手は立て続けにミス。周選手に6連続ポイントを許し逆転されます。

その後、鋭いショットを決めるなど何度も食らいつきますが及ばず、第2ゲームは19-21で落とします。

迎えた最終第3ゲーム、桃田選手が世界1位の本領を発揮。相手を前後や左右に揺さぶりミスを誘うなど7連続ポイントで流れをつかみます。

その後、粘る周選手に一時は1ポイント差まで迫られますが、桃田選手はリードを奪われることなく21-17でものにし、ゲームカウント2-1で勝利を収めました。

桃田選手の勝利で準決勝進出に王手をかけた日本。第4試合の女子ダブルスでは、2016年のリオ五輪で高橋礼華さんとの「タカマツペア」で金メダルを獲得した松友美佐紀選手と、2018年・2019年の世界選手権で永原和可那選手との「ナガマツペア」で連覇を果たした松本麻佑選手が、初めて公式戦でペアを結成。見事ストレート勝ちを収め、日本が台湾に3-1で勝利。現地2日に行われる準決勝のマレーシア戦に駒を進めました。

写真:アフロ