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「自分に失望」渋野スコア崩し33位に後退

2021年10月2日 18:39
「自分に失望」渋野スコア崩し33位に後退

◆国内女子ゴルフ 2021年メジャー第3戦 日本女子オープン2日目(2日、栃木・烏山城CC)

悪天候のため前日から順延となっていた日本女子オープンの大会2日目が2日に行われました。

渋野日向子選手は、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧選手、前回大会覇者の原英莉花選手と同組となり、注目された予選ラウンド。

3アンダーの4位から出た渋野選手は、出だしの10番で4パットをたたきダブルボギーと苦しい立ち上がりとなりました。さらに11番、17番でもボギーをたたきます。それでも、18番では約10m、距離を残したパーパットを見事に沈めパーをセーブ。ギャラリーからは歓声がわきました。

スコアを4つ落とし迎えた後半、2番でボギーをたたきますが、「チャンスは7番しかないと思った」と、このホールでこの日初バーディー。2日目は、1バーディー3ボギー1ダブルボギーの通算1オーバー。33位タイから決勝ラウンドでの巻き返しを狙います。

ラウンド後には「天気もよくなりましたし、スタート地点では少しでも上で終われるようにと思っていたけど、スタートホールから2ホール連続でこけてしまったので、きょうはこういう日だと思って受け入れた。少し自分に失望しながらも、なんとか最後まで耐えたという感じです」とコメント。

今大会は有観客で行われ、ギャラリーからの声援を受けた渋野選手は「自分自身では、自分を励ませられなかったので、結局はギャラリーの力を借りた感じ。バーディーパットも打った瞬間に『ああ無理だ入らない』という外し方が多かったにも関わらず、パーパットを入れたら『ナイスパー』と言ってくださったり、横を通るたびに『頑張れ』と言ってくださったり、2年前はすごく当たり前のことだったのに、なんかこんな自分を応援してもらえているというのがすごく伝わって、頑張らなきゃと思いました」と話しました。

そして、渋野選手と同組で回った稲見萌寧選手は、この日1バーディー1ボギーのイーブンパー。通算1アンダー、21位タイで決勝ラウンド進出を決めました。

また前回大会覇者の原英莉花選手は、4バーディー5ボギー2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで通算2オーバー。45位タイにつけ決勝ラウンド進出を決めています。


「写真:日刊スポーツ/アフロ」