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「全力で務めることが恩返し」侍ジャパン・井端弘和新監督が就任会見 目標は「魅力を存分に生かす」

2023年10月5日 7:30
「全力で務めることが恩返し」侍ジャパン・井端弘和新監督が就任会見 目標は「魅力を存分に生かす」
侍ジャパン井端弘和新監督
野球日本代表「侍ジャパン」の新監督に決まった井端弘和氏が、4日に就任会見を行いました。

はじめに、井端氏は「身に余る大役ではありますが、自分の持っているものを全て注ぎ、全力で務めることが恩返しになると考え引き受けることにいたしました。いつかここでプレーしたいと確かな目標にできる、そんな魅力的な侍ジャパンを築いていきたいと思います」と、監督就任への思いを語ります。

2015年に現役を引退して以降、侍ジャパンのコーチや、U-12の代表監督を歴任してきた井端監督。

この経験から、理想のチーム像に関して「これまで少年野球、アンダー12、15、18、大学野球、社会人野球とさまざまな世代の野球に携わらせていただいて、その世代が目指す野球を見てきました。私にも少年野球からプロ野球までやってきた経験があり、侍ジャパントップチームはその集大成で、各世代の夢でもあります。日本には世界に誇れる野球がたくさんあると思いますが、選手たちの魅力を存分に生かすことが応援してくださる方の胸を打つと思っています。特に今年のWBCでは高い守備力と投手力、そして打の方でも世界にひけを取らないことが証明されたと思いますので、私なりに相手チームを柔軟に、緻密に研究して、これからも戦っていきたい」と力を込めました。

また、今回は井端氏たっての希望で、トップチームとともにU-15代表の監督を兼務することも発表。トップチームの監督が兼務するのは初めてです。これについては「U-12、18、22は臨時コーチで行かせていただいていたのですが、まだU-15に侍ジャパンとしての戦い方は伝え切れていないという思いが私の中にあったので、そこは強く要望を出しました」と、後ろ髪を引かれる思いがあったことを明かしています。

井端新監督の初陣は、11月に東京ドームで行われるアジアプロ野球チャンピオンシップとなっています。