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【侍ジャパン】慶応・丸田4打数1安打 追い込まれたらノーステップ打法 高校日本代表は惜しくも敗れる

2023年8月27日 8:20
◇練習試合 駒澤大学4-2U-18日本代表(26日、都内)

18歳以下の侍ジャパン日本代表が26日、駒澤大学野球部と練習試合を行いました。

今月31日から9月10日に台湾で行われる、U-18ベースボールワールドカップと同じ7イニング制で行われた練習試合。

前日に合流した丸田湊斗選手(慶応)は1番センター、橋本航河選手(仙台育英)が2番レフト、尾形樹人選手(仙台育英)が5番キャッチャーでスタメン出場しました。

同じく前日に合流した山田脩也選手(仙台育英)は5回からショートで途中出場。高橋煌稀投手(仙台育英)は、肩と肘の疲労を考慮され、登板はありませんでした。

試合は、ほぼ主力選手たちで構成された駒澤打線に、先発の東恩納蒼投手(沖縄尚学)が初回に3失点。2回表にも1点を失い、4点を追いかける展開となります。

それでも2回裏、尾形選手が四球で出塁。続く武田陸玖投手(山形中央)がヒットを打ち、1アウト1、3塁のチャンスを作ると、小林隼翔選手(広陵)のショートへのタイムリー内野安打で、1点を奪います。

4回には先頭の森田大翔選手(履正社)が2ベースを打つと、続く尾形選手はファーストゴロになりますが、ランナーは3塁へ進塁。そして武田選手のセカンドゴロの間に1点を加え、2-4と2点差に詰め寄ります。

5回には1アウト1塁の場面で丸田選手がレフトへヒットを打つと、続く橋本選手が送りバントを決めて、2アウト2、3塁と一打同点のチャンスを作ります。

しかし寺地隆成選手(明徳義塾)がファーストゴロに打ち取られ、同点に追いつけませんでした。

投手陣は先発・東恩納投手が2回4失点と悔しい結果になりましたが、2番手で登板したドラフト候補の木村優人投手(霞ヶ浦)が、2回3奪三振無失点。

3番手・中山優月投手(智辯学園)が2回4奪三振無失点、4番手の武田投手が1回1奪三振無失点の投球を見せました。

この日、臨時コーチを務めたU-12日本代表の井端弘和監督は「いろんな戦略を実行できる選手がいますし、投手陣も力強い球を投げていて楽しみです。失点しても追い上げることができている」と話しました。

また4打数1安打だった丸田選手は「(前日に合流し)温かく迎え入れてもらいました。(ヒットの打席は2ストライクに)追い込まれていたので、目線がブレず気持ちとしても欲張らなくなるノーステップで打ちました。甲子園決勝の先頭打者本塁打もノーステップでしたし、追い込まれてからはこの形でいきたいです」とコメントしました。