「ペース握れず」ラグビー日本 格下に辛勝
◇ラグビー日本代表リポビタンDツアー 日本代表38ー25ポルトガル代表(日本時間14日、エスタディオ・シダーデ・デ・コインブラ)
世界ランキング10位の日本代表は19位ポルトガルとの対戦。
日本は前半4分、キックパスを起点にフィフィタ選手がトライを奪い、先制します。
その後、ポルトガルの素早いリスタートに反応が遅れ、トライを許し、逆転されますが、日本は松田力也選手の3連続ペナルティーゴールで再びリードを奪い返します。
さらに後半40分には、代表デビューとなった中野将伍選手が、ポルトガルのタックルを受けながらも突破し、代表初トライ。21-11で前半を終えます。
後半はポルトガルに2トライを許しますが、日本がリードを守り、38-25で勝利。
初トライを決めた中野選手は、「今日の試合は最初から激しくアグレッシブにと考えて臨んだ。外側でゲインした時のオフロードの精度だったり、ボールのキープなど継続するところでは、今後修正する必要があると感じた。トライをした時は、これでチームに勢いをつけられたら良いと感じた」とコメント。
格下相手への辛勝について、ゲームキャプテンを務めた中村亮土選手は「準備段階の時から、難しい試合になることは予想していた。ペナルティーで自分たちのペースが握れず難しい展開となった。急に強くなるわけではないので、毎週良い積み重ねをして、スコットランド戦に向け良い準備をしていきたい」と語りました。
写真:ロイター/アフロ