島田麻央(13)4回転で27年ぶり快挙V
◇フィギュアスケート全日本ジュニア選手権女子フリースケーティング(21日、愛知)
ショートプログラム4位の島田麻央選手(13)が、日本女子で唯一跳べる4回転トーループを成功。ジャンプ、スピン、ステップ、全ての要素でミスのない演技を披露し、フリーは126.75点。合計188.51点で逆転優勝を決めました。
島田選手は今年3月の大会で4回転トーループを初成功。10月に出場した2つの大会でも4回転を成功し、全日本ノービス選手権では浅田真央さん以来となる連覇を達成しました。
そして今回、ノービスの選手ながら、年齢区分が1つ上の全日本ジュニア選手権を制覇。この快挙は1994年の荒川静香さん(当時中学1年生)以来となります。
「まさか優勝できるとは思っていなかったので、うれしいです。自分ができる一番の演技ができたかなと思います。荒川静香さんというすごい選手の次に優勝できたことが、うれしいです」と、表彰式を終え、笑顔を見せた島田選手。今季3試合連続で成功している4回転トーループについては「(成功して)すごくうれしかったんですけど、他のジャンプも失敗したくなかったので、切り替えてやりました。最近決められるようになって、少し自信がついたと思います」と、手応えを語りました。
来季はジュニアにあがる島田選手。「ジャンプ以外の表現力やスケーティングをうまくして、もっとPCS(演技構成点)もあげていきたいです。来年からは4回転2本に挑戦したいと思っています」と、さらなる成長を誓いました。