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ロッテ・荻野貴司が決勝打 細かい継投で1点リードを守り切り首位ソフトバンクに勝利

2022年8月29日 21:58
ロッテ・荻野貴司が決勝打 細かい継投で1点リードを守り切り首位ソフトバンクに勝利
ロッテ・荻野貴司選手(C)千葉ロッテマリーンズ
◇プロ野球パ・リーグ ロッテ3-2ソフトバンク(29日、京セラドーム)

リーグ5位のロッテが、首位ソフトバンクに勝利しました。

初回、高部瑛斗選手の3号ソロホームランで先制したロッテ。しかしその裏、先発の森遼大朗投手がソフトバンクの2番・野村勇選手、4番・デスパイネ選手にタイムリーヒットを打たれ、すぐさま逆転を許しました。

それでも森投手は2回、3回を無失点に抑えると、4回からは岩下大輝投手に交代し、早めの継投策に入ったロッテ。5回にはノーアウト1、3塁のピンチを背負いますが、無失点で切り抜けます。

両チームともに無得点が続く中、迎えた6回。1アウト1、3塁のチャンスを作ると、4番・山口航輝選手がタイムリーを放ち同点に追いつきます。

さらに7回にも2アウト2塁とチャンスを作ると、荻野貴司選手が前進守備のライトの頭上を越えるタイムリー3ベースヒットを放ち逆転に成功しました。

リードしたロッテは、7回を唐川侑己投手、8回をゲレーロ投手、9回をオスナ投手と継投で逃げ切り、3-2で勝利を飾りました。

◇以下、荻野貴司選手ヒーローインタビュー

――7回のチャンスの場面ではどのような意識で打席に入りましたか?

「しっかりチャンスをつくってもらったので、なんとかバットに当ててランナーを返したいなという気持ちで入りました」

――手応えは?

「微妙な感じでしたけど、外野が前進(守備)だったので、なんとか越えてくれと願いながら走っていました」

――荻野選手は地元が関西圏、さらにソフトバンク戦では打率が5割を超えていますが、いいイメージで入ることができましたか?

「打率に関してはあんまり考えてなかったんですけども、チームもいい雰囲気なのでそれに乗っていい結果になったと思います」

――今シーズンの序盤はチームに貢献できなかった悔しさがあると思いますが、今はその気持ちも入ったプレーになっているのでしょうか?

「約2カ月間チームに迷惑かけていたので、復活してからはそれを取り返そうと、チームのために頑張ろうと思ってやってました」

――カードの初戦を取れたことは非常に大きいと思いますが?

「みんなしんどい中、ピッチャーも粘ってくれましたし、粘り強い試合ができたので、すごく今後に生きる試合になったと思います」

――ファンの方々へメッセージをお願いします

「まだまだ残り試合諦めずに頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」