青学大の原監督が発起人 大学陸上に新大会
大学陸上に新しい大会が誕生しました。明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の5校による「MARCH対抗戦2021」です。
陸上長距離選手による対抗戦で、箱根駅伝の“前哨戦”となる大会。私立5校が白熱した戦いを繰り広げました。
1万メートルのレースを5組が行い、各校上位10人の合計タイムを競います。大会の発起人である青山学院大の原晋監督は、「陸上の大会が地味だなぁというふうに日頃、私自身が感じていました。トラック競技もショータイムをすることによって、『魅力あるんだよ、こんないい大会あるんだよ』(と伝えたい)」と、話します。
まずは1組目。スタート直後から、青山学院大の渡辺大地選手(4年)が飛び出して独走。2位以下に30秒以上の差をつけ、トップでフィニッシュします。
華やかな演出がレースを盛り上げるなか、迎えた最終組には各大学のエース級の選手がそろいました。
その中で、圧巻の走りを見せたのが、青山学院大のエース近藤幸太郎選手(3年)です。
6000m付近から独走し、28分14秒の好タイムで個人トップ。
青山学院大は5組すべてでトップに立ち優勝し、奨学金30万円を受け取りました。
各校の生徒らは最後に、「箱根に向けて頑張るぞ~」と、箱根駅伝での飛躍を誓いました。