奥川 エースになるため高津監督からの言葉
◇日本シリーズ2021 第6戦 ヤクルト(4勝)2-1オリックス(2勝)(27日、ほっともっとフィールド神戸)
ヤクルトが2-1で勝利し、20年ぶり6度目の日本一に輝きました。ヤクルトの奥川恭伸投手(20)は試合後取材に応じ、将来のエースになるために高津臣吾監督からかけられた言葉を明かしてくれました。
奥川投手は巨人とのクライマックスシリーズファイナルステージ第1戦で98球6安打完封勝利。オリックスとの日本シリーズ第1戦でも先発を務め、相手エース・山本由伸投手と投げ合いました。試合に勝利することはできなかったものの、6回で降板した山本投手に対し、奥川投手は7回1失点の好投を見せました。
チームが日本一に輝いた27日の試合後、奥川投手が報道陣の取材に応じました。
「初戦を任せてもらって相手の山本(由伸)投手と投げ合うことができてすごく勉強になりましたし、いい経験になりました」
――日本シリーズで一番学べたことは?
「全試合振り返ってもロースコアの厳しい戦いが続いたんですけど、その中でどうやってピッチャーは工夫してバッターを抑えるかっていうところをしっかりやっていくことが大切なのかなと思いました」
――奥川投手自身、何かつかんだものは?
「つかんだものは分からないですけど、日本シリーズで投げたという経験は来年にも生きると思いますし、本当に投げさせてもらえることができて良かったです」
――シリーズの初戦だったり、CSもそうですけど大事なとことを高津臣吾監督が将来を考えて起用してくれました
「自分もその期待にしっかり応えようという思いでやりました」
――監督から印象に残っている言葉はありますか、この2年間で?
「日本シリーズ初戦(の先発)が決まった時ですけど、『相手を抑えるのも仕事だけど。エースになるためには相手のエースに投げ勝つことが仕事なんだ』という声を頂きまして、そこで絶対勝ちたいなと思いが強くなりました」
――来年からエースになっていくための決意というのは、どういうものを持っていますか?
「まだその道は長いと思いますけど、来年じゃなくても、もっと先でもそういう投手になれるようにやっていきたいなと思います」
――そのために日本一というのはきっかけになりましたか?
「そうですね。クライマックスシリーズと日本シリーズをこうやって勝ち抜いて日本一を取れたことは僕にとってもすごくいい経験になりましたし、これを来年以降絶対生かしていきたいなと思います」
――おめでとうございます「ありがとうございます」