セリーグ新人王は広島の守護神・栗林良吏
プロ野球の年間表彰式、「NPB AWARDS 2021」が15日、都内で行われ、セ・リーグの最優秀新人賞(新人王)に広島の栗林良吏投手(25)が選ばれました。
栗林投手は有効投票数306のうち201票を獲得。次点は76票を獲得したDeNAの牧秀悟選手でした。栗林投手は新人王を獲得したことについて「今年1年は野球を通して、子供たちに勇気と元気と野球の楽しさを伝えることができたと思うので、来シーズンからもこの気持ちは変えずに1人でも多くの子供たちが野球を始めたいと思うよう、来シーズンからも頑張っていきたいと思います」とコメントしました。
広島からの最優秀新人の選出は昨シーズンの森下暢仁投手に続き、2年連続11人目となります。
栗林投手はトヨタ自動車からドラフト1位で入団。佐々岡真司監督から抑えに指名され、今季は53試合に登板し、37セーブをあげています。
今季一番つらかった時期を聞かれると「後半戦、チームが連勝すればクライマックスシリーズに手が届くというところのあの時期」と一言。
「チームとしても負けられなかったし、個人としてのプレッシャーもすごかったので、あのシーズン終盤のチームの調子が良いときはしんどかったけど、周りが頑張っていたのと、同期入団の森浦(大輔)投手が後半戦、調子を上げていたので、それに負けないようにと同期の支えがあって頑張れました」
そのほかにも他球団で新人王を争った、阪神の佐藤輝明選手やDeNAの牧秀悟選手などの活躍も刺激になったと話しました。
「たくさんの良いライバルに恵まれて、切磋琢磨(せっさたくま)できて、この成績が残せたと思うので、来シーズンからは新人という枠はなくなって、戦う舞台は違うと思うんで、これからは、同じように負けないように一年でも長くプロ野球選手でいたいなと思います」