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【J1順位表】首位神戸から7位広島まで『勝ち点8差』柏はJ1残留に一歩前進 最下位湘南は17位横浜FCに『勝ち点1差』

2023年9月18日 8:30
【J1順位表】首位神戸から7位広島まで『勝ち点8差』柏はJ1残留に一歩前進 最下位湘南は17位横浜FCに『勝ち点1差』
第27節終了時のJ1順位表(1位、2位はACL出場、18位はJ2降格)
サッカー明治安田生命J1リーグ第27節の9試合が15日~17 日に開催。首位神戸は敗れ、2位横浜FMは引き分けで勝ち点差は1に縮まりました。また鹿島が勝利し3位に浮上、首位神戸から7位広島までは勝ち点8差となっています。J1残留争いでは柏が横浜FCに勝利し残留へ一歩前進。J2降格圏の最下位湘南は勝利を収め、17位横浜FCとの勝ち点差を『1』に縮めています。

川崎F1-0FC東京(等々力陸上競技場)

◆得点者【川崎F】マルシーニョ

6試合勝利なし(2分4敗)と不振が続いていた川崎Fは、今夏に獲得した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス選手がスタメンでJ1デビュー。開始1分にはCKに頭で合わせて決定機を演出、前半27分にはペナルティエリア内で受け反転してシュートを放ちましたがゴールは生まれず。0-0で迎えた川崎は後半9分、MF脇坂泰斗選手が左サイドのマルシーニョ選手へパスを送ると、個人技で突破しフィニッシュ。これが決勝ゴールとなり、川崎は7試合ぶりの勝利でJ1通算350勝を挙げました。

浦和0-0京都(埼玉スタジアム2〇〇2)

◆得点者なし

5位浦和は0-0で迎えた後半開始、日本代表として12日のトルコ戦で代表初ゴールを挙げたMF伊藤敦樹選手を投入。帰国翌日ですぐさま試合に出た伊藤選手は後半16分、自陣からドリブルで持ち上がり最後はFWホセ・カンテの決定的シュートを作るなどチャンスメーク。さらに後半31分には中盤から駆け上がり、右サイドからFWブライアン・リンセン選手へクロスを送るもゴールには結びつかず。浦和は後半京都を押し込む展開が続くも無得点で、2試合連続のドローに終わりました。

横浜FM1-1鳥栖(ニッパツ三ツ沢球技場)

◆得点者【横浜FM】吉尾海夏【鳥栖】長沼洋一

試合終了間際まで0-0となった一戦で、先にスコアを動かしたのは鳥栖。後半42分、左サイドから長沼洋一選手がカットインすると右足を振り抜き先制ゴールを奪います。しかし横浜FMも反撃。後半45分途中出場の吉尾海夏選手がエウベル選手とのワンツーから同点ゴール。勢いに乗った横浜FMは後半アディショナルタイム、ヤン・マテウス選手が強烈なシュートを放つも、鳥栖GK朴一圭選手がビッグセーブでゴールは許さず。試合は1-1の引き分け。優勝を争う2位横浜FMにとっては、ホームで痛い引き分けとなりました。

鹿島1-0C大阪(県立カシマサッカースタジアム)

◆得点者【鹿島】鈴木優磨

6位鹿島は前半13分、C大阪のビルドアップに前線からプレス。すると鈴木優磨選手がボールを奪取に成功、最後はGKとの1対1を落ち着いて決めて先制ゴールを奪います。しかし鹿島は前半25分、ディエゴ・ピトゥカ選手がファウルでVAR判定の結果、一発退場。前半で10人になり数的不利な状況を強いられます。後半はC大阪の猛攻。12日のトルコ戦で日本代表デビューしたサイドバック毎熊晟矢選手が強烈なシュート、さらに香川真司選手の浮き球に毎熊選手が折り返し、渡邉りょう選手が合わせるもゴールマウスを捉えられず。C大阪の攻撃を最後までしのいだ鹿島が完封勝利を飾り3位に浮上しました。

湘南1-0札幌(札幌ドーム)

◆得点者【湘南】平岡大陽

17位との勝ち点差は『4』とJ1残留には勝利が必要な湘南は前半42分、大橋祐紀選手が個人技で札幌の守備を翻弄(ほんろう)すると、最後は平岡大陽選手が狙い澄ましたシュートで先制ゴールを奪います。札幌には倍以上のシュートを放たれた湘南でしたが、最後までゴールは許さず。湘南は5試合ぶりの勝利、逆転でのJ1残留へ大きな勝ち点3を獲得しました。

広島2-0神戸(エディオンスタジアム広島)

◆得点者【広島】志知孝明、加藤陸次樹

前節首位に立った神戸でしたが、この日は好調の広島に苦しめられる展開。前半7分、広島の右サイド中野就斗選手のクロスから志知孝明選手に豪快にネットを揺らされ失点。さらに前半31分には、満田誠選手のクロスを加藤陸次樹選手がヘディングで合わせて追加点を奪われます。反撃に出たい神戸でしたが、広島のディフェンスを崩すことができず完封負けで5試合ぶりの敗戦となりました。一方の広島は5戦無敗(4勝1分け)と好調をキープしています。

福岡1-0名古屋(ベスト電器スタジアム)

◆得点者【福岡】ウェリントン

3試合勝利から遠ざかっている名古屋は0-0で迎えた後半の立ち上がり、永井謙佑選手がキャスパー・ユンカー選手とのコンビネーションで迫るもゴールを奪うことはできず。すると終盤の後半39分、福岡の左サイド前嶋洋太選手のクロスからウェリントン選手に頭で合わされ失点。これで名古屋は4試合で3敗と不調で、順位を5位に下げる結果に。複数得点は7試合なく、攻撃力で苦しむ状況が続いています。

柏2-1横浜FC(ニッパツ三ツ沢球技場)

◆得点者【柏】マテウス・サヴィオ、細谷真大【横浜FC】マルセロ・ヒアン

J1残留を争う2チームの直接対決で先制をしたのは柏。前半33分、相手のハンドでPKを獲得するとマテウス・サヴィオ選手が決めて先制。さらにその5分後には、前線からのプレスで横浜FCのビルドアップのミスを突くと、最後は細谷真大選手がゴールし追加点を奪います。後半、横浜FCに1点を返されるもリードを守り切った柏がJ1残留争いの大一番に勝利。17位横浜FCとの差を広げる大きな勝ち点3を手に入れました。

G大阪1-1新潟(パナソニックスタジアム吹田)

◆得点者【G大阪】食野亮太郎【新潟】三戸舜介

G大阪は0-0で迎えた後半18分、こぼれ球を拾った食野亮太郎選手が中に切れ込み、難しい体勢からの右足でシュート。腰をうまく回し、コントロールされたシュートがゴールネットを揺らします。このままリードを守り切りたいG大阪でしたが、新潟も反撃。後半38分、千葉和彦選手の縦パスに高木善朗選手が落とすと、三戸舜介が反応しゴール。華麗な中央からの攻撃でゴールをこじ開けて1-1。両チーム勝利はならず、勝ち点1を手にしています。