【J1順位表】首位神戸、2位横浜FM、3位名古屋は勝利 4位以下との差を広げる
札幌1-1鳥栖(札幌ドーム)
◆得点【札幌】 浅野雄也【鳥栖】河原創
3連敗で6試合勝利から遠ざかっている札幌は、0-0で迎えた後半4分、福森晃斗選手のスルーパスに抜け出した中村桐耶選手が左サイドから折り返し。最後は浅野雄也がフィニッシュを決め先制点を奪います。
札幌はその後、浅野選手がGKとの1対1を迎えますが追加点は奪えず。このまま1点を守り切りたいところでしたが、後半38分鳥栖の河原創選手に混戦から個人技で抜け出され失点。1-1の引き分けに終わった札幌は、7試合連続勝利なしとなっています。
新潟2-2湘南(デンカビッグスワンスタジアム)
◆得点者【湘南】大橋祐紀、ディサロ燦シルヴァーノ【新潟】高木善朗2
前節4月1日以来となる勝利を挙げた湘南は前半10分、中盤で奪うと素早いパワークでチャンスメーク。最後は山田直輝選手のダイレクトパスに大橋祐紀選手がスライディングで合わせ先制。さらに湘南は前半25分、大橋選手がボールの奪い合いに勝利しラストパス。最後は今夏加入のディサロ燦シルヴァーノ選手が流し込み2-0とリードを広げます。
このまま逃げ切れば今季初の連勝でしたが、後半に新潟の高木善朗選手に立て続けに強烈なシュートを決められ2失点。2点のリードを守り切れなかった湘南はJ2降格圏の最下位を脱出できませんでした。
柏1-1C大阪(三協フロンテア柏スタジアム)
◆得点者【柏】戸嶋祥郎【C大阪】進藤亮佑
前節は5月3日以来の勝利で柏は開始4分、中盤のプレスでボールを奪うと、マテウス・サヴィオ選手、山田康太選手とつなぎ、最後は戸嶋祥郎選手がシュートを決めて先制点を奪います。
柏はこの1点のリードを生かしたまま、試合は後半アディショナルタイム突入。しかし後半アディショナルタイム6分、左サイドC大阪・カピシャーバ選手のクロスから進藤亮佑選手に頭で押し込まれ失点。寸前のところで勝ち点3を逃す結果となりました。
FC東京2-0京都(味の素スタジアム)
◆得点者【FC東京】渡邊凌磨、東慶悟
FC東京は前半36分、今夏京都から加入した右サイドバックの白井康介選手がチャンスメーク。敵陣深くでボールを受けてのクロス、最後は渡邊凌磨選手が押し込みゴール。古巣の京都相手に先制点を演出します。
FC東京は後半13分、東慶悟選手が胸トラップから鮮やかなシュートで追加点を奪い勝利。クラモフスキー新体制になってから6試合で5試合が無失点、ディフェンスが整い好調な状態となっています。
神戸1-0川崎F(等々力陸上競技場)
◆得点者【神戸】大迫勇也
前節は横浜FCに首位神戸を勝利に導いたのはエースの大迫勇也選手。前半37分、カウンターの起点になるとジェアン・パトリッキ選手へパス。そして抜け出したパトリッキ選手を川崎F・大南拓磨選手がファウルで止める形に。大南選手はVAR判定の末退場。神戸に直接FKが与えられます。
この直接FKを大迫選手が鋭く曲がった弾道で決めて今季17得点目。自身初のFK弾が決勝点となりました。一方で大迫選手は、左太ももを痛め後半に途中交代。試合後、吉田孝行監督は 「打撲したところがつっただけの可能性もあるので、いまの段階では曖昧で、なんとも言えない感じです」とコメントしています。神戸は連敗は阻止し、首位をキープしています。
福岡2-0横浜FC(ベスト電器スタジアム)
◆得点者【福岡】佐藤凌我2
5連勝と好調の福岡は開始2分、チーム全体で執拗(しつよう)なプレッシャーでボール奪取。そして前寛之選手のパスに佐藤凌我選手がフリーとなり、左足で冷静にフィニッシュを決め先制に成功します。
後半の立ち上がり3分には、左サイド金森健志選手が華麗なドリブルで横浜FC守備2人を置き去り。マイナスのクロスに佐藤選手が今度は右足で豪快に蹴り込み追加点。福岡は5連勝で順位を7位に上げました。
横浜FM2-1G大阪(日産スタジアム)
◆得点者【横浜FM】ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス【G大阪】食野亮太郎
3試合勝利のない2位横浜FMは、最近8試合7勝1分けと絶好調のG大阪と対決。横浜FMは前半34分、喜田拓也選手のシュートがポストにはじかれるも、ヤン・マテウス選手が押し込み先制。その後1度は同点に追いつかれるも、後半エウベル選手がドリブルからペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをアンデルソン・ロペス選手が決めて勝ち越しに成功しました。
後半20分にエウベル選手が退場し、10人と数的不利になるもリードを守り切った横浜FM。好調のG大阪に勝利し、首位神戸を勝ち点差なしでピタリと追走しています。
名古屋1-0鹿島(豊田スタジアム)
◆得点者【名古屋】野上結貴
神戸と横浜FMを追いかける3位名古屋は5位鹿島との上位対決。前半37分左サイドへ展開すると、永井謙佑選手のパスにキャスパー・ユンカー選手がうまく抜け出しグラウンダーのクロス。最後は野上結貴選手が倒れ込みながらも押し込み先制点を奪います。
試合を通して鹿島にボール支配率はゆずったものの、ゴールは許さない堅守で最後までリードを守り切った名古屋は2試合連続1-0での完封勝利。上位対決を制し、神戸と横浜FMを追いかけます。
広島2-1浦和(エディオンスタジアム広島)
◆得点者【広島】加藤陸次樹、ナッシム・ベン・カリファ【浦和】ホセ・カンテ
先制したのは4位浦和。前半29分マリウス・ホイブラーテン選手の1本のロングパスにホセ・カンテ選手が受け、前を向きシュート。低い弾道でネットに突き刺さります。
それでも7試合ぶりに勝利を目指す広島が後半に反撃。後半24分、今夏C大阪から加入の加藤陸次樹選手が切り返しで浦和DFをかわすと、冷静なシュートで同点に追いつきます。さらに広島は後半アディショナルタイム、前がかりになり守備への切り替えが遅くなった浦和相手にナッシム・ベン・カリファ選手が決勝ゴール。ホームでの劇的勝利で7試合ぶりの勝利を手にしました。