NBAのメンフィス・グリズリーズに所属するジャ・モラント選手は、今年5月にSNSで銃を手にしている映像が拡散され、25試合の出場停止処分を受けています。そのモラント選手の父親が息子が起こした不祥事について「周りの人間ではなく、息子の責任」などと述べたことがアメリカメディアで報じられています。

アメリカメディアによりますと、モラント選手の父親である、ティー・モラント氏は、大学までバスケ部で、プロにもなるかと思われましたが、妻のジェイミーさんがモラント選手を妊娠したため、プロになる夢をあきらめ、就職したということです。

ティー・モラント氏は若者が集まるバスケのキャンプに招待され、息子のモラント選手について「息子が不祥事を起こしたのは周りにいる人間のせいではない。息子が不祥事を起こしたのは彼自身がそういう選択をしたからだ」などと若者たちの前で語りました。

「自分の周りの人たちがどんな人たちなのか把握しなさい。どんなときでも何かを選択するときは気をつけなさい。その選択が君たちの人生を焼き尽くしてしまう可能性はいつでもあるから。どんなに小さいことでも君たちの人生を大きく変えることはあるんだよ」

モラント選手は今回25試合の出場停止処分を受けたときに、声明を発表し、「僕を尊敬のまなざしで見てくれていた子どもたちに謝りたい。君たちのお手本としての行動を取れなくて本当に申し訳ない」などと述べています。