◇第95回記念選抜高等学校野球大会6日目(24日、甲子園球場)

前日は天候不良が予想されるため中止となった6日目の3試合が開催され、報徳学園(兵庫)、山梨学院(山梨)、高知(高知)の3校が3回戦進出を決めました。

◆報徳学園7-2健大高崎

初回に先制を許した報徳学園は2回、2アウト満塁のチャンス。ここから3連続となる押し出し四球で3点を奪い逆転します。

さらに8回には4番石野蓮授選手が内角低めのストレートをレフトスタンドへ運ぶ大会第2号ホームランとなる2ランとリードを広げました。

報徳投手陣は先発の盛田智矢投手が8回2失点の好投。強豪校同士の対決を制しました。

◆山梨学院4-1氷見

大会初日に1回戦突破した山梨学院は21世紀枠の氷見(富山)との対戦。

1点を追いかける山梨学院は2回、4番岳原陵河選手のフェンス直撃の3塁打でチャンスを作ると、5番進藤天選手 、7番大森燦選手のタイムリーで逆転に成功します。

8回には6番佐仲大輝選手のスクイズで追加点、そつがない攻撃でリードを広げました。先発の林謙吾投手は氷見打線を9回1失点に抑え、2試合連続の完投勝利。山梨学院は春夏通じて初の3回戦進出です。

◆高知3-2履正社

1-1で迎えた8回に試合は大きく動きます。先攻の履正社(大阪)はノーアウト1、3塁から4番坂根葉矢斗選手が犠牲フライを放ち勝ち越しに成功。

すると後攻の高知も反撃。ヒットと2つの四球で満塁のチャンスを作り、3番高塚涼丞選手がセンター前へ逆転の2点タイムリーを放ちました。

高知は9回、履正社に1、2塁とチャンスを作られましたが、3番手の辻井翔大投手がしのぎ1点を守り切りゲームセット、高知が3回戦進出を決めています。