【NFL】心停止から回復の同僚の前でビルズ白星ならず 49ersはNFC決勝へ
NFLは日本時間22日、ディビジョナル・プレーオフ残りの2試合が行われました。
AFCは第2シードのバッファロー・ビルズが、第3シードのシンシナティ・ベンガルズと対戦しました。
中止となったレギュラーシーズン第17週以来、3週間ぶりの再戦となったビルズ対ベンガルズ。
その試合でタックルを受けた後に心停止に陥るも、日本時間12日にバッファロー市内の病院から退院していたビルズのダマー・ハムリン選手が、本拠地ハイマーク・スタジアムで試合観戦しました。
前半終了間際にスタジアムのモニターに映し出されたハムリン選手が両手でハートの形を作ると、満員に膨れ上がったスタジアムのファンから大歓声が沸き上がりました。
ビルズのホームで行われた一戦は、降雪の影響でフィールドが雪で覆われるほどの悪天候の中で行われました。ハムリン選手がスタンドから見守るビルズでしたが、前半で10点のビハインドを背負う苦しい展開となります。
後半に入ってもその差を詰められず、10対27で敗戦し、順調に回復するチームメイトの前で白星を挙げることができませんでした。勝ったベンガルズは、2年連続でAFC決勝に駒を進めることになりました。
一方、NFCでは第2シードのサンフランシスコ・49ersが第5シードのダラス・カウボーイズと対戦しました。
第3クオーター終了まで9対9の互いに一歩も譲らない展開となった試合は、49ersが最終クオーター早々にクリスチャン・マカフリー選手が、勝ち越しのタッチダウンランを決めます。
その後、49ersは守備陣がカウボーイズのオフェンスを300ヤード以下に抑えると、今季ドラフト最下位指名のクオーターバック(QB)ブロック・パーディーがミスないパフォーマンスで攻撃を指揮。19対12で勝利し、NFC決勝に進出しました。
NFLはディビジョナル・プレーオフが終了し、カンファレンス決勝の組み合わせが決定しました。AFCは第1シードのカンザスシティ・チーフスとベンガルズが、NFCは第1シードのフィラデルフィア・イーグルスが49ersと対戦します。