青山学院大・黒田朝日 2区区間賞で得た“自覚” 最初で最後の箱根に挑む鶴川正也の思い【箱根駅伝】
青山学院大学の鶴川正也選手と黒田朝日選手
節目の100回目である前回大会で、2年ぶり7回目の総合優勝を飾った青山学院大学。原晋監督が「強いでしょうね、今回は」と、チームの強さにうなずきます。
■3年生の黒田朝日はエース集う2区で区間賞で“自信”
前回大会、初出場で「花の2区」を任されたのは、当時2年生の黒田朝日選手です。黒田選手は9位でタスキを受けましたが、7人抜きの快走で順位を2位に押し上げ、区間賞を獲得しました。
3年生となり迎えた5月の関東インカレ10000mでは、27分52秒02をマーク。青山学院大の選手で初めて、トップ選手の証とされる27分台ランナーとなりました。
好調のワケは「箱根2区の経験」とのこと。「箱根の2区を走ったことで、自分がチームのエースという立ち位置なんだという風に意識するようになった。2区に関しては走るなら僕かなとは思う」と自信をのぞかせます。
さらに「日本選手歴代1位だとか、あわよくば区間新もある程度視野に入れて走れたらいいなとは思います」と、前回大会を超える走りを目指します。
■“最初で最後の箱根”を目指す鶴川正也 後輩の黒田朝日も「バケモン、バケモン!」
11月のMARCH対抗戦の10000mで黒田選手を超える27分43秒33の青山学院大学新記録が誕生。好パフォーマンスをみせたのは、今季駅伝やトラックで安定したパフォーマンスを続ける4年生の鶴川正也選手。
鶴川選手は大学3年間、ケガに苦しんだ日々もあったものの、今シーズンは絶好調。6月上旬には5000mで13分24秒90をたたきだし、青山学院大学記録を更新しました。その速さは黒田選手に「マジ強かった~鶴川さん! バケモン、バケモン!」と言わしめるほど。さらに6月下旬の日本選手権5000mでは、日本選手学生最高記録となる13分18秒51をマーク。日本トップクラスの力を示しました。
また、出雲駅伝では1区区間賞、全日本大学駅伝では2区区間賞と奮闘。これまで箱根路の舞台に立ったことはありませんが、今回16人のメンバーに選ばれました。
鶴川選手は「1年目から活躍してほしいって監督から言われていたので、本当にそれが申し訳なくて。何のために大学入ったんだろう、何のために青学に入れてもらったんだろう。みんなに応援してもらって何も結果出せていなかった」と思いを吐露。「4年目は精いっぱいラスト1年やって、箱根で恩返ししたいなと思っています」と、箱根駅伝にかける思いを明かしました。
鶴川選手は大学3年間、ケガに苦しんだ日々もあったものの、今シーズンは絶好調。6月上旬には5000mで13分24秒90をたたきだし、青山学院大学記録を更新しました。その速さは黒田選手に「マジ強かった~鶴川さん! バケモン、バケモン!」と言わしめるほど。さらに6月下旬の日本選手権5000mでは、日本選手学生最高記録となる13分18秒51をマーク。日本トップクラスの力を示しました。
また、出雲駅伝では1区区間賞、全日本大学駅伝では2区区間賞と奮闘。これまで箱根路の舞台に立ったことはありませんが、今回16人のメンバーに選ばれました。
鶴川選手は「1年目から活躍してほしいって監督から言われていたので、本当にそれが申し訳なくて。何のために大学入ったんだろう、何のために青学に入れてもらったんだろう。みんなに応援してもらって何も結果出せていなかった」と思いを吐露。「4年目は精いっぱいラスト1年やって、箱根で恩返ししたいなと思っています」と、箱根駅伝にかける思いを明かしました。
■「速さだけじゃなく強さが出たな」指揮官も納得の16人
今月10日に発表されたエントリーでは、前回大会を走ったメンバー7人を登録。黒田選手や鶴川選手に加え、前回大会3区で区間賞を獲得した太田蒼生選手(4年)らも加え、連覇へ向けて盤石な布陣です。
今年のチームについて原監督は「強いでしょうね、今回は。速さだけじゃなく強さが出たなと思いますね」と絶賛。「箱根駅伝については、選手を試してみるという発想で起用しません。やっぱりそのときに『一番強い』『必ず走る』選手を選んでます。結果として下級生がいたり初出場の子がいたり、ということになる。青山学院の選手層の中から勝ち上がったアスリートは、スタートラインに立てば間違いなく走る。優勝に貢献できる選手を選んでいる」と、自信をみなぎらせました。
最終更新日:2024年12月24日 9:00