全県高校総体の上位チームが一堂に集う、ラグビーの東北大会が秋田市で始まりました。

県勢は秋田工業、金足農業、男鹿工業が出場していて、13日、それぞれ初戦を迎えました。

県大会で準優勝した金足農業は、各県の優勝校がひしめき合うブロックで初戦を迎えました。

対するは、宮城の佐沼高校。

県大会の決勝を1点差で制し、36年ぶりに優勝。

勢いに乗っています。

金足農業は序盤から佐沼に攻め込まれます。

前半5分、ラインアウトからモールで一気に押し込まれ、先制を許します。

攻撃を食い止めようと金足農業、フォワード陣が踏ん張りますが、相手の素早い動きとフィールドを広く使ったプレーに翻弄され、さらに得点差を広げられます。

しかし金足農業、得点のチャンスを逃しませんでした。

敵陣ゴール前でのラックから左に展開。

最後はプロップの藤田がトライを決め、追い上げます。

さらに前半終了間際には、スクラムハーフの菊地がサイドを突破。

ウイングの船木にパスがわたると、そこから約60メートルを独走します。

コンバージョンキックも決まり、金足農業は14対12と逆転して試合を折り返します。

しかし後半は再び攻め込まれる展開となりました。

後半5分、一気にゴールラインまで迫られ、守備の隙からトライを許します。

後半22分には素早いパス回しから抜け出されました。

ゴールライン目前、必死に食い止めようとしますが、攻撃が上回りました。

金足農業、後半は得点を奪えず14対40で敗れました。

その他の試合結果です。

県大会優勝の秋田工業は、福島の優勝校、聖光学院と対戦。

103対0で大勝しました。

14日、青森山田との準決勝に臨みます。

県大会3位で7年ぶりの東北大会出場を決めた男鹿工業は、二部トーナメントで岩手の3位・黒沢尻北高校と対戦し、28対5で敗れました。