東京オリンピック金メダルの選手が特別授業 「過去の自分を超えて」
東京オリンピックで金メダルを獲得した選手が、大仙市の中学校で特別授業を開きました。
生徒たちは、金メダリストとともに体を動かし、スポーツの楽しさを実感しました。
大仙市の南外中学校で行われた、特別授業。
講師を務めたのは、2021年に行われた東京オリンピックのフェンシング・男子エペ団体で金メダルを獲得した、宇山賢さんです。
「思いやり」や「友情」、「協力」といったオリンピックの精神を伝えるのが目的です。
24日は、2年生12人が、宇山さんの指導を受けながら、ボールを使ったリレーに挑戦しました。
宇山さん
「いまのみなさんのタイムを基本にします。これを次は作戦を立てた上で、ぬりかえてください。1番が偉いっていうんじゃなくて、前の自分たちのタイムを超えるってことを目標に」
宇山さんから「過去の自分を超えるためにアイデアを出そう」と呼びかけられた生徒たち。
ボールを渡すタイミングを確認し合うなど、協力してタイムを縮めました。
このあと、教室に移動して行われた授業では、宇山さんが金メダルを披露し、オリンピックに向けて努力し続けたことなどを生徒たちに伝えました。
宇山さん
「高い目標、夢を持って、常にベストを目指し続ける体験は1つ、僕の競技生活で言うとオリンピックへの道っていうところがそれにあたるのかなと思います」
生徒
「(リレーで)しっかりと、作戦を立ててできたので、うれしかったです。声をかけあったりする時に友達とやったら分かりやすかったので、なるほどなと思いました」
「友達と一緒に生活していくことが多くなると思うので、フレンドシップ(友情)を大切にしていきたいと思いました」
オリンピックに出場した選手を招いた特別授業は、9月にも県内で行われる予定です。