「めっちゃくちゃ痛かったよ」佐々木朗希の162キロがヒザ直撃のチェコ代表 試合後笑顔みせる
◇2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール 日本10ー2チェコ(11日、東京ドーム)
佐々木朗希投手の162キロのまっすぐを左ヒザに受けたチェコのエスカラ選手。試合後に笑顔で取材に応じました。
「めっちゃくちゃ痛かったよ(笑)。骨を直撃したのが分かったし、ちょっと怖かったのも事実。でも立ってみて、体重をのせても大丈夫そうだったから、走ってみたんだ」
“大丈夫”アピールのために、全力疾走をして見せたときに、球場から、大きな拍手が送られました。これについては「正直言って、あれがきょうの僕の最高の瞬間だったかも。日本の人たちが僕が大丈夫なのを知って拍手してくれて・・・本当にうれしかった」とはにかみながら語りました。
エスカラ選手は、アメリカで育ち、現在はアメリカの独立リーグでプレーしています。母親がチェコ人だったため、今回チェコ代表に選ばれました。
「佐々木投手はすごいピッチャーだね。あと数年したら、きっとメジャーに行くんだろうけど、そんなピッチャーと対戦する機会を得られて本当に光栄だよ」と、目をきらきらさせながら語る姿がとても印象的でした。
取材の最後にヒザは本当に大丈夫なのか、もう一度尋ねると、「あしたになってアドレナリンがきれたときに痛いかもしれないけど、アイシングもしたし、大丈夫だと思う」と満面の笑みを見せてくれました。