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【夏の甲子園】まさかの結末 市立船橋が興南にサヨナラ勝ち 森本哲星は2打点と6奪三振

2022年8月8日 22:24
【夏の甲子園】まさかの結末 市立船橋が興南にサヨナラ勝ち 森本哲星は2打点と6奪三振
沖縄・興南との接戦を制し、2回戦に進出した千葉・市立船橋
◇第104回全国高等学校野球選手権大会第3日(8日、甲子園球場)第4試合 市立船橋(千葉)6-5興南(沖縄)

15年ぶりに夏の甲子園に出場した市立船橋は初戦で沖縄・興南と対戦。サヨナラ勝利を決め、2回戦進出を決めました。

3回表、市立船橋はデッドボールとファンブルにより、1アウト1、2塁のピンチを迎えます。先発の坂本崇斗投手は興南の3番・禰覇(ねは)盛太郎選手に初球、外角へのスライダーを投じますが、これを打たれタイムリーツーベース、先制を許します。

この回、坂本投手は3連続タイムリーを許し3失点。市立船橋は坂本投手から森本哲星投手へ交代しますが、2点を追加され、3回の1イニングで5-0と5点差をつけられます。

しかし森本投手が4回表を三者凡退に抑えると、その裏。1アウト2、3塁から6番・谷藤汰樹選手がライトへのタイムリーを放ち、得点します。さらに森本投手もタイムリーを打って、5-2とその差を3点に縮めます。

5回にも森本哲太選手のタイムリーで1点を追加して、徐々にその差を詰める市立船橋。試合が動いたのは8回でした。

1アウトランナーなしの場面、4番・片野優羽選手がレフトスタンドへのホームランを放って1点差。その後2アウトとなりますが、市立船橋はヒットでつなぎ、1、2塁とチャンスの場面。打席には森本投手、低めのストレートをレフトへ運び、タイムリーヒット。5-5の同点に追いつきます。

守備では6回以降、森本投手が毎回三者凡退で抑えるピッチングで、迎えた9回表。2アウト2ストライクとし、最後は127キロのスライダーで見逃し三振。同点のまま9回裏に入ります。

市立船橋はヒットやフォアボール、さらに本塁打を放った片野選手への敬遠で1アウト満塁とサヨナラの場面。

ここで打席には代打の3年生・黒川裕梧選手。外角低めのスライダーを打ちに行って2ストライクとなります。そして3球目。9回途中からマウンドに上がった興南のピッチャー・安座間竜玖投手のスライダーはすっぽ抜け、黒川選手の背中に当たるデッドボールに。これが押し出しとなり、市船橋がサヨナラ勝ちしました。

森本投手は、打っては2安打2打点、投げては76球、被安打2、6奪三振という成績でした。

市船橋の2回戦は、大会8日目の13日に、敦賀気比(福井)と行われます。

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