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最も厄介なスプリットを扱う日本人トリオ  大谷翔平&山本由伸&佐々木朗希の特徴を紹介 MLB公式サイトが絶賛

2025年1月30日 18:30
最も厄介なスプリットを扱う日本人トリオ  大谷翔平&山本由伸&佐々木朗希の特徴を紹介 MLB公式サイトが絶賛
厄介なスプリットを扱うドジャースの日本人トリオ(写真:日刊スポーツ/アフロ)
MLB公式サイトは30日、ドジャースにメジャーリーグで最も厄介な球種“スプリット”を使う投手が3人いるという記事を掲載しました。

まずスプリットという球種について「昨季は打率.201、長打率.314と、あらゆる球種の中で最も低い打率と長打率を記録した」と、マスターする価値のある球種だとし、「少なくともドジャースほどスプリットをマスターしている投手陣はいない」としました。

その中でも大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の日本人トリオのスプリットが驚異的だと評価し、3人のスプリットの特徴についても記載。

大谷選手は“真のパワースプリット”と紹介され、本塁打を1本も許さなかった21年のデータを元に、「高速で入ってきて、ほぼ真っすぐに落ちるのがポイントだ。フォーシームとの破壊的なコンボとなる。MLBの平均的なスプリットよりも(軌道が)かなり速球に近いため、速球のように見えるが、1.5フィート(約45.7センチ)も落ちる」としました。

そして山本投手のスプリットの特徴は“適応力と万能性”とし、「大谷が圧倒的に2ストライクからの奪三振として使うのに対し、山本はより様々な状況でスプリットを投げる」と紹介。

大谷選手と比べて早いカウントでも積極的に投げることが特徴で、三振を奪うだけでなく、ストライクを奪う球種としても使用しており、「水平方向に平均12インチ(約30.5センチ)を記録し、これは大谷よりも変化量が大きい」としました。

最後に佐々木投手のスプリットは“いつ、どこにきても打てない”と紹介。まだアメリカで投球はしていませんが「最高のスプリットかもしれない」と期待を寄せました。

昨季の佐々木投手はスプリットで57%の空振り率をマークし、3シーズン連続で50%以上の空振り率を記録しました。

また23年のWBCではスプリットの奪三振率は67%で、「最もクールだったのは、彼がスプリットでゾーンを支配できることを示したことだ。(打者に)追いかけさせる球である必要はない。彼はストライクゾーンでも空振りを奪うことができる」と高評価を与えました。

さらに100マイル(約161キロ)以上の速球もスプリットを脅威にしているとしました。
最終更新日:2025年1月30日 18:38