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ドジャース戦で“珍事”ゲームセットが2球連続チャレンジで覆る まさかの事態に会場は大盛り上がり

2025年3月9日 17:01
ドジャース戦で“珍事”ゲームセットが2球連続チャレンジで覆る まさかの事態に会場は大盛り上がり
大谷翔平選手も出場した試合で起こった珍しい出来事(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
MLB オープン戦 ホワイトソックス5-2ドジャース(日本時間9日、グレンデール)

ドジャースの大谷翔平選手が出場したホワイトソックスとのオープン戦で、まさかの珍プレーが起こりました。

3点を追いかけるドジャースは9回2アウトでフェドゥシア選手が打席へ。2ストライクに追い込まれると、ラストボールを見逃し、判定はストライク。捕手も立ち上がり試合は終了かと思われましたが、打者がチャレンジを要求。その結果、ストライクゾーンからわずか右に外れており、判定はボールとなります。

さらに続くボールは、同じようなコースでストライク判定。今度こそゲームセットかと思われましたが、再度チャレンジを要求すると、またも判定はボールへ覆ります。ゲームセットのところから2球連続のボール判定となり、会場は大歓声に包まれました。

そして迎えた6球目、チャレンジを要求し望みをつないでいたフェドゥシア選手でしたが、最後は空振り三振。2度の試合終了が覆るまさかの“珍事”の中で抑えた相手ピッチャーは、安堵の表情で捕手と勝利を喜ぶ姿がありました。

大谷選手はこの試合1四球2三振で無安打の成績。途中で退きました。

今季オープン戦では、「自動ボール/ストライク判定システム」(略称ABS)が採用され、球審がボール/ストライクを判定し、その判定が間違っていると判断したときにチャレンジを行うことができます。これまでマイナーリーグや独立リーグでABSシステムのテストが行われており、今季オープン戦では各チームに1試合2つのチャレンジ権が与えられ、失敗するまでチャレンジを行うことができます。
最終更新日:2025年3月9日 17:01