×

「アントラーズは勝たなければならないクラブ」J1鹿島 岩政大樹コーチが新監督就任

2022年8月8日 22:23
「アントラーズは勝たなければならないクラブ」J1鹿島 岩政大樹コーチが新監督就任
J1鹿島の新監督に就任が決まった岩政大樹コーチ(写真:アフロ)
サッカーJ1・鹿島は8日、岩政大樹コーチの新監督就任を発表しました。

現在40歳の岩政監督は、現役時代の2004年から2013年まで鹿島に所属。2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会では日本代表にも選出されました。

2018年に引退後は上武大学の監督などを経験、今季から古巣・鹿島のコーチとなりました。

5年連続で国内無冠の鹿島は、今季11勝6敗7分。6日の広島戦に敗れ5位に順位を下げると、7日にレネ・ヴァイラー監督を解任。後任として、岩政コーチが内部昇格という形で新監督に就任しました。

岩政監督は「鹿島アントラーズの監督という仕事は、確かに私の心に志していた未来でしたが、まさかこれほど早くとは想像もしていませんでした。不安や恐れがないかと言ったら、それは嘘になります。ただ、今この状況で、自分にしかできないことがあるとも感じています。そして何より、うちの誇れる選手たち、サポーター、そしてクラブを救いたい。輝かせたい。そう心が傾いたら、悩むことは何も無くなりました」とコメント。

残り10節、首位・横浜F・マリノスとの勝ち点差は8。逆転優勝を狙う岩政監督は、「アントラーズは勝たなければならないクラブです。今年も残るすべての試合に勝ち、タイトル獲得を全力で目指していきます。同時に、今鹿島に求められているのは”新しい鹿島”を創り上げることです。そのために、伝統ある『これまでの鹿島』を正しく定義し、新しい時代の『これからの鹿島』を選手たちと一緒に、そして皆さんと一緒に、手探りで見つけ出していきたいと思っています。鹿島が鹿島であるために。カシマがカシマであるために」と意気込みを語りました。