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「もっと上を目指す」ドルーリー朱瑛里が1500mで高校1年歴代最高で3位 留学生は大会記録のハイレベルなインハイ決勝

2023年8月4日 6:18
「もっと上を目指す」ドルーリー朱瑛里が1500mで高校1年歴代最高で3位 留学生は大会記録のハイレベルなインハイ決勝
インターハイ1500mで3位に入ったドルーリー朱瑛里選手(中央)【写真:日刊スポーツ/アフロ】
◇第76回全国高校総体(インターハイ) 陸上女子1500メートル決勝(3日、札幌市厚別公園競技場)

全国高校総体(インターハイ)の陸上競技は3日、女子1500メートル決勝が行われ、岡山・津山高校1年生のドルーリー朱瑛里選手(しぇり)が4分15秒50で1年生ながら3位。レース後の取材には「もっと上を目指す」と力強く話しました。

レースは留学生が強さを発揮。神村学園3年生のカリバ カロライン選手が中盤以降は独走し、4分06秒54で大会記録をマークします。ドルーリー選手は3位集団で冷静にレースを展開し、「初めてこういった速い留学生選手と一緒に戦うことができて、いい経験になった」と振り返りました。

ドルーリー選手はラスト200メートル付近にさしかかると一気にスピードアップし、このラストスパートには会場が大きく沸きます。初めてのインターハイ決勝の舞台で自己ベストを更新する4分15秒50で3位。これが日本記録保持者の田中希実選手が持っていた高校1年生の歴代最高記録を0.05秒更新となりました。

この記録に「今まで練習してきた成果をしっかり発揮できたのでよかった。4分15秒という記録なんですけど、もっと上を目指して頑張っていけたら」と世界で活躍する偉大な先輩超えに胸を張ります。

また最後の200メートル、会場を沸かせたスパートについては「本当はもう1段階上げてもう1個順位を上げたかったりしたかったんですけど、そこは課題かなと思います。ラストスパートをもっとこういった大会で通用できるようにしっかり鍛えていけたら」と反省も口にしました。

ドルーリー選手は4日の800メートル予選にも出場。勝ち抜けば同日の準決勝、5日の決勝に進みます。「800mでも自分の力を最大限に発揮できるように頑張っていきたい」と次のレースを見据えています。