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【陸上】1500mでドルーリー朱瑛里が大学生や実業団選手に混ざり堂々4位 レース後には心境伝える

2023年7月16日 7:25
【陸上】1500mでドルーリー朱瑛里が大学生や実業団選手に混ざり堂々4位 レース後には心境伝える
15日、陸上ホクレン・ディスタンスに出場したドルーリー朱瑛里選手
陸上競技 ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023千歳大会女子1500メートル(15日、北海道・千歳市青葉陸上競技場)

陸上競技、長距離のトップ選手が集うホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会は15日、女子1500メートルで津山高校1年生のドルーリー朱瑛里(しぇり)選手が出場。大学生や社会人に交じり、4位でフィニッシュしました。

レースは強い雨が降りしきる中スタート。唯一の高校生でレースに挑むドルーリー選手は序盤から積極的に先頭集団でレースを展開、残り1周を迎えたところでラストスパートを切ります。ラスト200メートル付近で筑波大学・樫原沙紀選手が逆転。昨年の日本選手権800メートルで3位に入る実力者・樫原選手が4分15秒37のトップで駆け抜けると、ドルーリー選手はさらに2人の選手に抜かれ、4分19秒46で4位に入りました。

高校に入学して以降、岡山県の大会に出場を続けていたドルーリー。これが日本トップクラスの選手と初対戦で「こういった速い選手と走る機会がなかなかないので、楽しみにスタートを迎えることができた」と、大雨の中で自己記録の4分16秒76とは約3秒差に迫ったレースを振り返りました。

レース後、タイムと勝ちの両方を狙っていたと話し「ラスト一周を切ってからどこかでスパートできればいいと思い、300mでスパートしたが、やはり最後200mで力んでしまったかな」と冷静に分析。

来月8月2日から6日に北海道札幌市で行われる全国高校総体(インターハイ)には800メートル、1500メートルの2種目で出場予定。今大会を、「インターハイ前に一本しっかり走っていい感覚がつかめれば」と臨んだことで、手ごたえと課題を手に調整に入ります。

またドルーリー選手は、この取材後、再度自身の意思で報道陣のもとに戻り、近況と最近の心境について話しました。「高校生になってからの試合で、すごくメディアも真摯な対応をして下さり、気持ちよく走ることができています。でもその一方で、一般の方が中学生のころに撮った写真などを見て、たまに思い出してつらい思いになることもありますが、それを気にしないようにするために、練習を頑張りながら努力をしています。これからもインターハイに向けてはしっかり練習して、一般の方々が撮る動画や、陰で撮る動画や画像は、ちょっとなとは思いつつ気にしないように頑張っています。協力をお願いします」と話しました。

◆女子1500m結果
1位 樫原沙紀(筑波大) 4分15秒37
2位 逸見亜優(豊田自動織機) 4分17秒26
3位 康本花梨(ユニクロ) 4分18秒39
4位 ドルーリー朱瑛里(津山高) 4分19秒46