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ドルーリー朱瑛里インハイ1500mで決勝進出 対抗馬は強力留学生ハイレベルな争いが予想...

2023年8月3日 5:36
ドルーリー朱瑛里インハイ1500mで決勝進出 対抗馬は強力留学生ハイレベルな争いが予想...
2日、高校総体陸上競技女子1500m予選を走ったドルーリー朱瑛里選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第76回全国高校総体(インターハイ) 陸上女子1500メートル予選(2日、札幌市厚別公園競技場)

全国高校総体、陸上競技のインターハイは2日、女子1500メートルの予選が行われ、岡山・津山高校1年生のドルーリー朱瑛里選手(しぇり)が4分20秒53で組1着に入り、全体2番目の記録で決勝に進みました。

4組目に登場したドルーリー選手は、序盤から先頭へ。地区予選では序盤は2、3番手に位置しスパートで抜く展開で勝ち抜いてきていましたが、この日はスタートから先頭を譲らず。1000メートルを2分56秒で通過するとバックストレートでさらに引き離し、流しながらフィニッシュしました。

今年1月の全国都道府県対抗駅伝に当時中学3年生で出場。中学生区間で17人抜きの区間新記録を達成し、「インターハイに出場していい成績を残すことが目標」と話していました。

一方、大会連覇狙う優勝候補も健在。神村学園3年生、カリバ カロライン選手は予選2組目に登場し4分19秒67で1着、全体トップでした。地区予選では4分9秒台を出し他の選手を圧倒しており、昨年のインターハイでは4分8秒72で大会制覇。ドルーリー選手の自己ベスト4分16秒76とは約8秒の差がある強力な留学生です。

また昨年のU20世界選手権で4分12秒87の自己記録をマークした浜松市立高校3年生の澤田結弥選手は棄権し不在となっています。

この種目は田中希実選手が2021年に日本記録を更新するなど、近年日本全体で成長著しい種目。3日に行われる決勝では、どんなレース展開をみせるか注目されます。

▼記録一覧
日本記録3分59秒19田中希実(2021)
日本高校記録4分07秒86小林祐梨子(2006)
高校国内国際記録4分07秒06ヘレン エカラレ(2017)
大会記録4分07秒06ヘレン エカラレ(2017)