北京五輪フィギュアスケート男子シングルは、初出場の18歳鍵山優真選手が銀メダルに輝きました。平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨選手は3位、過去2大会金メダルの羽生結弦選手は4位に。鍵山選手の演技をトリノ五輪金メダリスト荒川静香さんが解説します。

■独特の緊張感の中「度胸ある」演技

ー鍵山選手の演技はどうでしたか？

立派ですね！度胸ありますよね。やっぱりオリンピックの最終グループって独特の緊張感があるんですけれども、鍵山選手本人もここにきてはじめて緊張した、緊張を感じたというようなフリーでした。でもその中で少し予定したよりも抜けてしまったジャンプの回転数っていうのはあったんですけども、そのくらいにとどめて、しっかり勝敗を左右するところと言うのはポイントを押さえてましたし、立派な戦いだったと思います。また、お父さまを超えるような結果を残したい、親孝行したいという思いをしっかり達成したところ、本当に立派だったと思います。