盗塁王5回・赤星憲広が選ぶ“現役No.1けん制”は阪神・西勇輝「ランナーが体重を乗せた瞬間に投げる」
ランナーの盗塁をしづらくし、時にはアウトも奪う投手の技術が光るけん制。
盗塁王に5回輝いた走塁のスペシャリスト野球解説の赤星憲広さんが、13日の日本テレビ『Going!Sports&News』で“現役で一番けん制がうまいと思う投手”を挙げました。
その選手は阪神タイガースの西勇輝投手(31)。最大の理由は投げるタイミングにあるといいます。
「ランナーがリードを取って、(2塁に向かう)右足に体重を乗せた瞬間に投げることができる。ランナーは戻れない。西投手はこのタイミングでアウトにできることを知っている」
ランナーの足の位置まで観察し、最も嫌な瞬間に投げることのできるその技術を高く評価していました。
さらに赤星さんは17年の盗塁王、広島・田中広輔選手をけん制でアウトにした場面を解説。
「ターンがめちゃくちゃ速いです。ランナーは戻れると思って大きめのリードを取るんですけど、ターンの速さに加えて投げたコントロールもいい。けん制を警戒しているにもかかわらず、アウトになってしまう感じ。こうなると盗塁はしづらい」とコメントしています。