◇プロ野球・オープン戦　阪神9-4ヤクルト(27日、沖縄・浦添)

阪神とのオープン戦にヤクルト育成の小澤怜史投手が登板しました。

小澤投手は日大三島高校から2015年ドラフト2位でソフトバンクに入団、戦力外となるも合同トライアウトを経て2021年から育成選手としてヤクルトに入団したサイドスローの23歳。20日行われたロッテとの練習試合では2回を投げて3安打2四球3奪三振1失点とまずまずの内容でした。

この日は4回から登板すると先頭に対しフォアボールを出してしまいます。それでも続く4番・大山悠輔選手を切れ味鋭いスライダーで見逃し三振。5番・佐藤輝明選手にはツーベースヒットを打たれ、2・3塁のピンチとなりますが、6番ロハス・ジュニア選手を力強い球で3球三振、さらに江越大賀選手からも三振を奪い、この回を無失点で切り抜けます。

5回もマウンドに上がると9番・小幡竜平選手を空振り三振に仕留めるなど、三者凡退に抑えた小澤投手。この日は2回を投げ、4奪三振無失点と結果を残しました。

登板後小澤投手は「最初の入りはまずかったですけど、そこから自分の持ち味を出せていけたので今日はよかったと思います」と語り、ロハス・ジュニア選手から三振を奪ったシーンについては「全体的に力強いボールが行ってたので、そこをしっかり投げ切れて三振をとれたのが良かった」と振り返りました。

目標とする支配下登録に向けて聞かれると「持ち味は力強いまっすぐとスライダーだと思うので、そこをしっかりゾーンで勝負できるようにこれからもやっていきたい。ホークスの時から毎年チームが優勝しているのを見て自分はほぼ毎年悔しい思いをしていたので、自分も早くその一員になれるように頑張っていきたい。これからどんどんアピールして支配下になれるように頑張りたい」とコメントしました。

今シーズンをラストチャンスと意気込む小澤投手、支配下登録に向けてアピールを続けます。