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「よかった」レース後に池江璃花子がプールに4秒間一礼 3大会連続の五輪の切符を獲得【競泳】

2024年3月18日 20:54
「よかった」レース後に池江璃花子がプールに4秒間一礼 3大会連続の五輪の切符を獲得【競泳】
女子100mバタフライでパリ五輪代表内定した池江璃花子選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
競泳パリ五輪代表選考会 女子100mバタフライ決勝(18日、東京アクアティクスセンター)

パリ五輪への出場をかけたレースが18日行われました。女子100メートルバタフライで池江璃花子選手が57秒30を記録し五輪出場の切符を手にしました。

リオ五輪で日本人選手最多の7種目へ出場し、100mバタフライで5位入賞。2019年に白血病を発症し、競技から離脱を余儀なくされました。10か月に及んだ入院生活を経て復帰を果たすと、東京五輪では400mリレーなど3種目に出場し活躍しました。

池江選手は前日の準決勝で自己ベストとなる57秒03をマークし派遣記録の57秒34を超えて、全体トップで通過。決勝では派遣記録を突破した上で、2位以上に入ることがパリ五輪代表への条件となっていました。

第4レーンを泳ぐ池江選手はトップで折り返すと、力強い泳ぎを見せます。ラストで高校2年生の平井瑞希選手に抜かれますが2位でゴール。派遣記録を0秒04突破し五輪代表を勝ち取りました。

池江選手はレース後、天を仰ぎ「よかった」と一言。その後プールから上がると、振り返りおよそ4秒間深々とプールに向かって手をあわせ一礼しました。

レース後池江選手は「本当に言葉にならないくらいうれしいです。自分のレースを最後まで貫いたことと、最後の最後は自分を信じて泳ぎました」とコメントしました。