◇プロ野球パ・リーグ　ロッテ6-4日本ハム(31日、ZOZOマリン)

まさにチームを救う神走塁でした。

ロッテは4-4で迎えた同点の7回、先頭の山口航輝選手が日本ハム・ロドリゲス投手からヒットで出塁。ここで吉井理人監督は代走で和田康士朗選手を送ります。

すると続く岡大海選手の打席で4球目に2塁へ盗塁を成功。さらに2ボール2ストライクからの7球目にロドリゲス投手が暴投し、ボールが大きくキャッチャーの後ろへ逸れます。これを見た2塁走者の和田選手は3塁も回り一気にホームへ駆け抜け、ロッテが勝ち越しに成功しました。

さらに勢いに乗る和田選手は8回2アウト3塁1塁のチャンスでこの日最初の打席。吉田輝星投手からつまりながらもライトへタイムリーヒットを放ち、ダメ押しの追加点。吉井監督も笑顔で拍手を送りました。

ヒーローインタビューに立った和田選手は勝ち越しとなった走塁について「小バンでボールが高く上がったので、上がった瞬間にホーム行けるなって思ったので(ホームへ)かえれてよかった」と振り返りました。

追加点のタイムリーについては「初球で決めてやると思っていきました。結果的には詰まったんですけど、必殺技の『詰まり落とし』で何とかヒットになってよかった」と満足した表情でした。

途中出場となった和田選手の活躍で8月最後の試合を勝利で締めくくった2位ロッテ。今月は10勝15敗1分と負け越しましたが、気持ちを新たに首位オリックスを追いかけます。